日本競輪選手養成所の117回生で早期卒業の寺崎浩平が、3月23日から開催されていた名古屋競輪(FⅠ)において3日間連続1着となり、A級2班昇班後3場所連続完全優勝を達成。2020年3月26日付でS級2班へ特別昇級となった。

デビューから全て1着の18連勝によるS級特別昇級は、2008年1月にチャレンジレース導入以降、深谷知広(デビューから56日で達成、20連勝でストップ)以来2人目(デビューから69日で達成)の記録となる。

寺崎浩平は福井の26歳。深谷知広と同じくナショナルチームに所属し、トラック競技の選手としても意欲を見せている。

早期卒業生とは?

2019年5月に一部改正された日本競輪選手養成所の発足した新制度で、今回昇級となった寺崎浩平と同期の菊池岳仁が初の認定。早期卒業者の卒業証書授与式は12月25日に行われ、寺崎の競輪デビュー戦は2020年1月16日〜18日和歌山競輪だった。

日本競輪選手養成所から、初の早期卒業が決定 寺崎浩平・菊池岳仁の2人

同じく早期卒業も菊池のデビューから連勝し、2月10日にはA級2班に特別昇班したが、3月18日のレースで7着となり、連勝は13回でストップしている。なお、菊池もナショナルチーム所属中。

2人と同じ117回生と118回生(女子)の卒業式は3月24日に行われたため、同期が養成所を卒業するのと時を同じくしてのS級特別昇級となった。

ゴールデンキャップ史上最多獲得の町田太我を含む第117・118回生の計91人が日本競輪選手養成所を卒業