東京オリンピック出場枠を巡る最後の争い ー日本の立ち位置編ー/最新のオリンピックポイントランキングから見る、世界選手権の見どころ

Final / Men's Team Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP V, Brisbane, Australia, 深谷知広

いよいよ今月末に迫った2020年のトラック世界選手権。この大会の結果を持って東京オリンピックの出場枠が確定する。

本記事では現在の日本の立ち位置にフォーカスし、オリンピックに出るために世界選手権で求められる結果や既にオリンピック出場が確定した種目などをご紹介していく

※2020年2月24日:男子オムニアム、男子マディソン、男子チームパシュートについて最新情報へ基づく加筆修正あり

世界選手権の結果で運命が決まる種目

本大会の結果で出場枠を獲得出来るかどうかが決まるのは下記の4種目。特に男子チームスプリントと女子マディソンからは絶対に目が離せない。

男子チームスプリント

世界選前男子TSP

※背景がグレーの国は現在圏外

上位8ヶ国が出場枠獲得となる中、日本は現在7位。ボーダーラインとなっているポーランドとは僅か90点差、ボーダー下のロシアとは240点差であり、大激戦の様相を呈している。

3位以上を確定させれば何が起きたとしても(例えロシアが優勝し、ポーランドが2位に入ったとしても)圏内に留まる可能性もあるが、その他の条件については非常に複雑であるためここでは全てを述べることができない。

そのため、ポーランド・ロシア、更には中国の走りに注目して欲しいとお伝えしたい。この中の内の2ヶ国に大きく勝ち越されることがなければ大丈夫だ。予選、一回戦で決着が付く可能性が高いため、ライブ中継や速報は必見だろう。

女子マディソン

世界選前女子MA

※背景がグレーの国は現在圏外 ※他種目から枠を獲得している国には★を記載

日本は現在ランキング11位。他種目から枠を獲得している国(国名に★を記載)を除いた上位8ヶ国が出場枠獲得となる。つまり事実上のボーダーは13位のウクライナであり、15位のスイスから下が圏外である(ドイツ・カナダは除く)。

スイスとの点差は870点であるが、マディソンは配点が通常の個人種目の倍であるため、数字ほどの差は無いというのが現状だ。

日本は10位以上を獲得すれば無条件で出場枠獲得となる。それより下の順位となる場合は、ボーダー下にいるスイスや中国がメダル圏内に入ってくると非常に危険。また、他の種目にも言えることだが、失格となると1点も獲得することが出来ないためそれだけは絶対に避けたいところ。

女子スプリント

世界選前女子SP

※背景がグレーの国は現在圏外 ※他種目から枠を獲得している国には★を記載

現状、ボーダーラインの一つ下にいるのが女子スプリント。14位のリトアニアはチームスプリントからの出場枠獲得となるため、日本が実際に追い抜かなくてはならないのは13位のイギリスとなる。その差は819点。

スプリント種目は2名分のポイントが加算されるため、まだ逆転の可能性は残っている。2名が共に準々決勝まで勝ち上がり(=8位以内)、イギリスが下位に沈んだ場合に光が差してくるだろう。

また、女子チームスプリントにてリトアニアが枠を失い、代わりにニュージーランドが枠を獲得した場合、日本はリトアニアに勝てば出場枠を獲得することが出来る。点差的にも少しハードルが下がるため、女子チームスプリントの動向についても合わせて見守りたいところだ。

女子ケイリン

世界選前女子KR

※背景がグレーの国は現在圏外 ※他種目から枠を獲得している国には★を記載

チームスプリントから枠を取得している国がランキング下位にいるため、種目別ランキングの実際のボーダーは10位のコロンビアである。

1000点以上の差があるボーダー下のアメリカに逆転される可能性は極めて低いが、現時点ではまだ確定ではない。なお、アメリカからの女子ケイリンへのエントリーが1名であった場合は、結果に関係なく日本の出場枠獲得となる。

出場枠獲得が決定している種目

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