「苦しめ、そして信じ続ける」ブノワ・ベトゥ短距離ヘッドコーチが語る今シーズンと今後の展望

男子チームスプリントでオリンピック出場の光明

Final / Men's Team Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand, ブノワ・ベトゥ

まずは改めてチーム全体にとって大変だったと振り返る。

香港ケンブリッジ、そしてブリスベンととても長い時間緊張感を伴ってレースを過ごしましたからね。選手たちにとってもスタッフにとっても大変でしたよ」

大会期間に入ると選手やスタッフたちは日曜にレースを終えて、荷物を詰め込んでは次の地へと飛んでいく。そして新たなレースに備えて調整をし、またレースに臨む。そのサイクルを3週間も続けていた。

移動距離(日本→香港→ニュージーランド→オーストラリア→日本)はおよそ2万2000kmと、気が遠くなるほどの長旅。状況はどのチームにとっても同じで、どのチームも弱音を吐くような、そんな辛い3週間でもあった。

しかし日本は男子のチームスプリントでオリンピック出場に光が差すという大きな収穫を得ることが出来た。

Men's Team Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand, 深谷知広 新田祐大 雨谷一樹

深谷知広 雨谷一樹 新田祐大

「(チームスプリントは)たくさんの良い驚きがありましたね。第2走の新田は素晴らしいし、第3走の深谷については信じられないとしか言いようがありません。だからチームスプリントでは本当に大きな驚きを与えてくれました」

我々が驚いただけでなく、4戦と5戦で獲得した金メダルはコーチやスタッフたちにとっても驚きの結果だったのだろう。
16年ぶりに果たした快挙、そしてワールドカップで2連覇を果たしたことは想像を超える大きな出来事だった。

そして果たした快挙は次の世代への希望となり、道となる。

【詳報】因縁の対決を制した日本、2大会連続の金メダル獲得/男子チームスプリント(新田祐大/深谷知広/長迫吉拓)・2019-2020トラックワールドカップ第5戦オーストラリア

若手を「育成」できる段階へ

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