2019年10月22日〜27日にロンドンで開催されたSix dayに、日本から競輪選手・日本ナショナルチーム所属の小原佑太が参戦。マキシミリアン・レビからスプリントで1本取るなど大健闘。短距離男子のカテゴリで最終順位2位となった。
Six dayとは?
「Six dayシリーズ」(日本語では通称6日間レース)とは、6日間かけて行われるトラックレースイベント。開催場所はUCIトラックワールドカップのようにヨーロッパはもちろん、香港やオーストラリアでも開催されている。
選手にとってはロードレースのオフシーズントレーニングの一環としてだけでなく、UCIポイントを獲得する事も可能で旨味のあるイベント。観客は爆音のクラブミュージックとビール片手にレース観戦を楽しめる。特に冬の寒さが厳しい北欧デンマークやベルギーではシクロクロス、サッカーなどに次いで人気のあるスポーツイベントだ。
マキシミリアン・レビとのスプリント勝負
勝負の相手は北京、ロンドン、リオのオリンピックで3つのメダルを獲得し、4度世界チャンピオンの座についた、ドイツのマキシミリアン・レビ。
スプリントは3本、1日に1本ずつ行われた。
1本目
牽制からの逃げ切りを狙うが、最後は僅差でレビに負けた1本目。観客たちは手を伸ばせば届きそうな距離で行われた牽制合戦に大盛り上がりだった。
From 0-60 in the blink of an eye ⚡️
A cheeky track-stand led to one of the most intense finishes at #SixDayLondon 🤯
Again @MaximilianLevy pips @YUTAO08687431 to the line, in an incredible photo finish 📸
Best sprint final yet?? pic.twitter.com/vPSTlT2KDM
— Six Day (@sixdaycycling) October 24, 2019
大きく差をつけて先行、逃げ切って勝利した2本目。観客を沸かせた。本人の喜びっぷりも印象的だ。
Slick moves @YUTAO08687431 🤩@MaximilianLevy is beaten and the battle is heating up with the Keirin still to come. Who are you backing??#SixDayLondon pic.twitter.com/gK8VUJc6ht
— Six Day (@sixdaycycling) October 25, 2019
長距離の並走の末、最後に差したレビが勝利した3本目。外側を走り続けていた(長い距離を走っていた)にも関わらず、きちんと競り勝ったレビは見事だ。
How close? 😱@MaximilianLevy has been unstoppable this week. #SixDayLondon pic.twitter.com/w89ttu063b
— Six Day (@sixdaycycling) October 27, 2019
次はワールドカップ第1戦、ルーキーの活躍に期待
他にも200mフライングタイムトライアル、ケイリンに出場した小原は最終成績をレビに続く2位でSix dayを終了。
ケイリン・スプリントで2位、そして200mフライングタイムトライアルでは1位と、素晴らしい成績を残した。
6day London 終わりました!
色々なことを勉強することができとても有意義な6日間でした!
記念に戦友である5人からサインを貰いました
ありがとう、また一緒に走れる事を楽しみにしています😊 pic.twitter.com/6E0oyncmtr— 小原 佑太 Obara Yuta 🐾໊ (@YUTAO08687431) October 27, 2019
小原は11月1日から開幕するミンスク(ベラルーシ)でのトラックワールドカップ第1戦にも参加予定。これからの活躍に注目だ。
おまけ:なかなかシャンパンの蓋が開かない小原↓
Practice makes perfect, @MaximilianLevy❓🍾
Congratulations to all of our sprinters this week at #SixDayLondon 🙌
🇩🇪@MaximilianLevy
🇯🇵@YUTAO08687431
🇩🇪@RFoerstemann
🇬🇧@AlexanderSpratt
🇬🇧@Jamesbunting01
🇮🇪@Eoinmullen pic.twitter.com/kd3otM4Wpm— Six Day (@sixdaycycling) October 27, 2019