早期卒業候補者となるには

本年度5月に改正された現在の規則では、「本養成所は教育計画に定める記録会のうち、入所直後期または中間期に実施する記録会において、ゴールデンキャップを獲得した者を早期卒業候補者に選定する」と定められている。

つまり、早期卒業候補者となるには”ゴールデンキャップを獲得すること”が最大にして唯一の条件となる。

今回ゴールデンキャップを獲得し早期卒業候補者となった5人は、養成所が定める要件を満たし、12月実施の早期卒業候補者向け競輪選手資格検定に合格すれば早期卒業となる。

日本競輪養成所は、通常5月に入所し、翌年3月卒業、7月にデビューだが、早期卒業の場合は12月卒業、1月にデビューとなる。

ゴールデンキャップとは?

日本競輪選手養成所では、記録会の成績によって、訓練時に着用するヘルメットキャップの色が決められる。白・黒・赤・青は記録会ごとの能力区分によって養成所から「貸与」されるが、ゴールデンキャップだけは本人に「授与」される。

ヘルメットキャップの色別けの基準は以下の通り。

能力区分基準タイム(男子)

200m 400m 1000m 3000m 備考
S 11″20以内 23″00以内 1’08″00以内 3’49″50以内 スピード、持久力共に優れている者
A 11″50以内 23″70以内 1’10″50以内 3’58″50以内
B 11″50以内 23″70以内 スピードはあるが持久力に劣る者
C 1’10″50以内 3’58″50以内 持久力はあるがスピードに劣る者
D 上記以外の者 スピード、持久力共に劣る者

能力区分基準タイム(女子)

200m 400m 500m 2000m 備考
S 12″30以内 25″50以内 38″30以内 2’41″50以内 スピード、持久力共に優れている者
A 12″80以内 26″20以内 39″40以内 2’49″00以内
B 12″80以内 26″20以内 スピードはあるが持久力に劣る者
C 39″40以内 2’49″00以内 持久力はあるがスピードに劣る者
D 上記以外の者 スピード、持久力共に劣る者

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