13日から3日間に渡り川崎競輪場で繰り広げられていた『ワールドエボリューショントーナメント』。15日の決勝レースは外国人レーサー4人を含む7人のレースとなり、マティエス・ブフリ(オランダ/BEAT Cycling Club)が3日連続の1着、完全優勝を果たす形で世界王者の力を見せた。

「私はハンパなーい!」ボティシャー、ブフリが初日制す『ワールドエボリューショントーナメント』/川崎FⅠ

日本の「競輪」というよりは競技の「ケイリン(7人走り/ラインは無し/カーボンのフレーム使用など)」に近い形で行われた『ワールドエボリューショントーナメント』。短期登録選手から4人(マティエス・ブフリ/シュテファン・ボティシャーデニス・ドミトリエフシェーン・パーキンス)が出場し、全員が最終日の決勝に駒を進める形となった。決勝に進んだのは上記の4人に加えて、戸田洋平、鷲田佳史、坂本貴史の日本勢3人。

ワールドエボ 川崎

マティエス・ブフリ

ワールドエボ 川崎

デニス・ドミトリエフ シュテファン・ボティシャー

ワールドエボ 川崎

シェーン・パーキンス

レースレポート

レースは最終周回に入ると、6番手と7番手にいたパーキンスと戸田が一気に先頭へと外から上がってくる。すると4番手にいたボティシャーが途中でパーキンスの後ろへと位置を変えて外から一緒に上がっていく。戸田はやや外に膨れて失速。今度はブフリがボティシャーの後方へと位置取り、残り半周でパーキンスが先頭、2番手にボティシャー、3番手にブフリとなる。そしてその後ろ、4番手はドミトリエフ。

3コーナーに入るとボティシャーとブフリが外からパーキンスをかわし、最終コーナーを抜けると一騎打ちに。最後は外からブフリが伸びて先着。2着にボティシャー、そして3着には後方から加速してきたドミトリエフ。内側で粘ったパーキンスはドミトリエフ、坂本にかわされ5着という結果となった。

この結果、マティエス・ブフリが3日連続1着の完全優勝で『ワールドエボリューショントーナメント』を制し、今シーズンの競輪ラストランを有終の美で飾った。

「ピンピンピン!(日本語)」