2020東京オリンピックに向けた最後のシーズン。その初戦となるのが5月27日から始まるGRAND PRIX of TULA 2019(以下トゥーラGP2019)。ナショナルチーム内では序列を争い、海外選手とはオリンピック出場枠を争う戦いとなる。

このトゥーラGP2019はクラス1の大会。世界選手権>アジア選手権>ワールドカップ>クラス1の順番に格付けされている。先述したようにワールドカップに出場するためのポイントを得ることが出来る。

オリンピックの出場枠を争う最後のシーズンがいよいよ始まる。今大会からナショナルチームとして初参戦の松井宏佑選手を含め、各選手に意気込みを語ってもらった。

新田祐大選手

昨シーズンも同じようにロシアの遠征から始まって、ちょっと序盤は失敗が多かったのですが、昨シーズン失敗した部分を減らすということを1つの目的としています。ここトゥーラでは日頃の練習の成果を出せるように、一走でも多く走れるようにしていきたいです。

まずは昨シーズンに得たものをこの大会でも発揮して、その中でまた新しい物を見つけていければと思っています。

脇本雄太選手

大会を走ってみないと分かりませんが、調整は上手くいっていると思います。体調が悪くても気持ちを強くもっていければと思います。ここでは結果を求めるのは当然ですが、何よりも経験を積みたいと思っています。

深谷知広選手

(今回からケイリンに出るのですが)今シーズン初のレースになるので、非常に重要な大会になると思っています。スプリントではしっかりと自分の地位を築き、ケイリンでは長いブランクがあるので、経験を積みながら戦えればと思います。

東スポの写真は脇本選手に撮ってもらいました(笑)
https://www.tokyo-sports.co.jp/race/keirin/1405053/

河端朋之選手

世界選手権では悔しい結果になってしまいましたが、今回はしっかり結果を残せるよう頑張りたいと思います。この遠征は自分のメンタルや力を確認する場だと思っていますが、その上で結果を残したいです。

雨谷一樹選手

トレーニングはしっかりやってきたので、オリンピックに向けて更に気を引き締めて頑張りたいと思います。チームスプリントは最後のサンクトペテルブルクだけですが、それまでは個人競技に出ます。一戦一戦を全力で、やってきたことを出し切るということを考えて頑張りたいと思います。

小林優香選手

競技のシーズン初戦のレースなので、しっかり良いスタートを切れるようにしたいです。特にケイリンでは、3大会全てで表彰台に上がれるように頑張りたいです。楽しみながらも結果を残したいですね。今シーズンの世界選手権で良い結果を残すことが目標なので、練習という意味でもしっかりここで頑張りたいと思います。

太田りゆ選手

シーズンの初戦なので、とても大事だと思っていますし、必ず日本に結果を形として持って帰りたいと思っています。もう時間が無いのは分かっていますが、オリンピックに出場するのが目標なので、1日1日を大事にやっていきたいと思っています。

3大会を通してケイリンでは表彰台、スプリントでは自己ベストを更新するように頑張りたいと思います。

松井宏佑選手