熊本競輪場を舞台に、2月20日からスタートした2026年最初のG1『第41回読売新聞社杯全日本選抜競輪』。
2月23日に行なわれた決勝は、脇本雄太が優勝。昨年に続く連覇を達成した。

全日本選抜競輪(G1) 12R 決勝

枠番 車番 選手名 府県/期別
1 1 郡司浩平 神奈川/99期
2 2 荒井崇博 長崎/82期
3 3 脇本雄太 福井/94期
4 4 松浦悠士 広島/98期
5 寺崎浩平 福井/117期
5 6 三谷将太 奈良/92期
7 山口拳矢 岐阜/117期
6 8 犬伏湧也 徳島/119期
9 古性優作 大阪/100期

レースレポート

13年ぶりのG1、そして震災による休止からのリニューアルオープン後初のG1の決勝。
大きな大きな歓声を受けてスタートした9車のうち、いち早く主張していったのは古性。

寺崎-脇本-古性-三谷の近畿4車に、郡司-荒井、単騎の山口、最後方から犬伏-松浦の中四国勢とすんなり隊列が決まる。

静かに、着実に熱を帯びていくレースが動いたのは残り3周。寺崎が誘導との距離を開けると同時に、後方からジワっと犬伏-松浦が動いていく。

しかし、残り2周に入るところで、寺崎が一気にペースアップ。それを見て犬伏は控え、再び隊列は一列に。

勝負の残り1周半。打鐘のタイミングでさらにピッチを上げていく寺崎。その驚異的な走りに、後方の選手たちはなかなか仕掛けを打つことができない。

一列棒状のまま迎えた最終周。

後方の動きを確認しながら、捲りを開始したのは脇本。一気に先頭に立つと古性が追走、その後ろでは郡司が仕掛けを開始するも、三谷が巧みにその勢いを打ち消していく。

脇本、古性が抜け出した最後の直線。古性が襲いかかるも、その差は最後まで縮まらず。昨年に続く連覇を達成した。2着は古性。やや離れた3着争いを制したのは、外から鋭く伸びた山口。

2025年の競輪界において、間違いなく中心にいた“近畿ライン”の選手たち。この決勝でも、それぞれが役割をまっとうしてレースを掌握。2026年も近畿が中心になる、そう思わせるには十分すぎるほどのレースとなった。

“Wグランドスラム”に王手

なお、脇本は昨年のこのレースで優勝し、6つのG1制度では史上初となる“グランプリスラム”を達成。
今回連覇を達成したことで、『全日本選抜競輪』『高松宮記念杯競輪』『オールスター競輪』『日本選手権競輪』『寬仁親王牌競輪』の5つのG1を、それぞれ2勝ずつしたこととなる。

つまり、今年の『競輪祭』を制することで“Wグランドスラム”を達成、さらにこの日いち早く切符を手に入れた年末の『KEIRINグランプリ2026』で優勝すると、“Wグランプリスラム”という金字塔を打ち立てることとなる。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 3 脇本雄太 10.8 捲り B
2 9 古性優作 3/4車身 10.8 マーク
3 7 山口拳矢 6 車身 10.9
4 6 三谷将太 1/4車輪 11.3
5 1 郡司浩平 タイヤ差 11.2
6 2 荒井崇博 1 車輪 11.1
7 8 犬伏湧也 1/2車輪 10.7
8 4 松浦悠士 3 車身 11.0
9 5 寺崎浩平 9 車身 12.7 H

選手インタビュー

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