2025年11月17-18日の2日間にわたり、日本競輪選手養成所にて129・130回生の『第1回トーナメント競走』が行われた。
トーナメント競走とは?
年に2回実施される、実際の開催を模した競走訓練。
男子は「予選1・2」→「準決勝 / 選抜 / 一般」→「決勝 / 順位決定 / 特別選抜 / 選抜 / 一般」を、女子は「予選1・2・3」→「決勝 / 選抜 / 一般」を実施。
候補生たちは、1日2走ずつ、計4走することとなる。
女子は小原乃亜が完全優勝
女子の優勝は、ナショナルチームの一員としても活躍する小原乃亜。
決勝では残り半周で先頭に立つと、栗山百花の猛追をわずかに退け1着。
トータル4走をすべて1着とし、完全優勝を飾った。
男子は中野楚樂が制す
男子の決勝には、ともに早期卒業候補者に選定されている高橋奏多と小笠原匠海、そして第1・2回記録会でいずれもゴールデンキャップを獲得した吉川敬介らが進出。
出入りの激しいレースとなったが、フィニッシュラインを1着で駆け抜けたのは中野楚樂(なかのちゅーる)。
吉川敬介の番手から鋭く伸びて、第1回トーナメント競走の覇者となった。
神山雄一郎所長「今では置いていかれるほど(笑)」
レースを視察した神山雄一郎所長は、「普段のトレーニングや競走訓練で積み重ねてきたものを、今日のレースでしっかり発揮してくれたと思います」と語ったほか、「今回生が入所した当初から、今でもたまに候補生に混じって自転車に乗るのですが、最初の頃はついていけたのに、最近は置いていかれるほど(笑)。それだけみんなが強くなっているということです。これからが本当に楽しみですね」とコメント。
日々のトレーニングで着実に力をつける候補生たちに、今後もご注目を。
なお、詳しい結果や、各候補生のコメントは、日本競輪選手養成所ホームページをご覧いただきたい。









