優勝:南修二
Q:5車連携で迎えた決勝。振り返ってみていかがでしょうか?
作戦通りに進んだと思います。ただ、5車であることを活かして前を援護できれば、と考えていましたが、(古性に)ほとんど任せるような形になってしまいました。
(最終周で太田に対応した古性がラインに戻ってからは)自分の前輪が古性君にかからないように、ということを意識して追走をしていました。踏み出した時は、前を捕えられるという感触はありました。優勝できたという結果は良かったですし、次につなげていきたいです。本当にラインの力で獲れた優勝だと思います。
Q:デビュー25年目にして、初のビッグレース優勝となりました。振り返ってみて思い起こす苦労はありますか?
怪我などもありましたが、苦労と感じたことはありません。
競輪学校(現・日本競輪選手養成所)の時から自分は弱かったのですが、周りには強い選手がたくさんいた。すごく良い環境の中で、ここまでたくさんのことを学びながらやってこれたことが今につながっていると思います。
Q:44歳という年齢でも、進化を続けているような印象を受けます。
周りの進化がすごく早いので、必死で追いかけているような感じです。
今開催も、自分の状態としては良かったですが、2日目は前からちぎれてしまいました。まだまだ脚力は足りていないですし、底上げは必要だと感じています。
Q:この優勝で、グランプリ出場にも一歩近づきました。
賞金ランキングのところを気にしても、自分ができること、やることは変わらない。しっかりとミスのないように、レースをしていければと思います。まだG1は2つ残っていますし、しっかりと練習して、良いレースができるように頑張っていきます。
2着:寺崎浩平
前を取ることができましたし、自分のペースに持ち込めばラインで決められると思っていました。最終周からは無我夢中で踏むような形でしたが、自分のやれることはやれたと思います。残りのG1も頑張っていきます。
3着:三谷将太
(古性の失格は)残念でしたが、近畿勢で上位を独占できたというのは良かったです。
落車のところを避けたわりには伸びることができましたが、寺崎の気迫がすごかったです。
4着:嘉永泰斗
(最後方となった初手は)想定外でした。できるだけ前につけたかったです。
ラインが近畿ひとつだったので難しかったですね。九州で決勝乗れるように頑張っていきます。
5着:深谷知広
誰も動かない展開は避けたいと考えていました。動いていかないと始まらないので。これからもトレーニングを重ねて、一戦一戦走っていきます。
8着:太田海也
体は今は大丈夫です。次は古性さんを越えられるように、脚力をつけていきます。
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