2025年9月12日から9月15日にかけて、福井競輪場で行われた『第41回共同通信社杯(G2)』。
年末のグランプリ出場をうらなう意味でも重要な一戦となった、決勝の模様をレポートする。

12R 決勝

発走予定 16:30

枠番 車番 選手名 府県/期別
1 1 古性優作 大阪/100
2 2 嘉永泰斗 熊本/113
3 3 寺崎浩平 福井/117
4 4 三谷将太 奈良/92
5 太田海也 岡山/121
5 6 小森貴大 福井/111
7 深谷知広 静岡/96
6 8 野田源一 福岡/81
9 南修二 大阪/88

並び予想

寺崎-古性-南-三谷-小森
嘉永
太田
深谷
野田

レースレポート

近畿勢が5車で並び、残りの4車は単騎で迎えた決勝。

スタート直後から1番車の古性と5番車の太田で先頭争いが起こるが、この争いを制した古性が先頭になると、徐々に隊列を組んでいった近畿勢が寺崎-古性-南-三谷-小森の順で前を取り、太田、野田、深谷、嘉永という隊列で進んでいく。

残り2周半でレースを動かしていったのは深谷。

深谷は先頭まで出てくる勢いだったが、寺崎がイン側で粘って前を譲らない。先頭は揺るがず近畿勢となってレースが進む。

深谷が位置を下げていき、最終周回を迎えるところで続いて動いたのは太田。

外から加速していく太田。だが2コーナーでは三谷、その後に南、そして最後には古性のブロックに合ってしまい、前へのスピードを殺されてしまう。特に古性のブロックは強烈で、太田の前への勢いは無くなってしまった。それでも3コーナー付近で太田が再度踏み込んでいくが、古性が外に膨らむ形でけん制すると、前輪が滑るような形で太田が落車。その落車で野田が巻き込まれてしまう。

寺崎が先頭で迎えた最後の直線。

外に持ち出した南が先頭に飛び出し、鋭い伸びで差し切って1着。

さらにその外から三谷も伸びを見せ2着争いは際どかったが、内の寺崎が粘って2着。三谷が3着に入り、近畿ラインでの1-2-3となった。

なお、野田・太田は再乗し、それぞれ7着・8着。また、審議の結果古性は失格となった。

デビュー23年目で初のビッグレース制覇

デビュー23年目、44歳にして初のビッグレース制覇となった南修二。控えめに見せたガッツポーズも印象的であったが、レース後には仲間たちが駆け寄り胴上げするシーンも。

レース後、悲願のG2初優勝までの道のりを問われると、「怪我などもありましたが、苦労と感じたことはない」と即答。「まだまだ脚力が足りない。底上げが必要」と、すぐさま先を見据えていた。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 9 南修二 11.2 差し
2 3 寺崎浩平 3/4車身 11.5 逃げ H / B
3 4 三谷将太 微差 11.2
4 2 嘉永泰斗 3/4車身 11.2
5 7 深谷知広 1/2車身 11.1
6 6 小森貴大 2 車身 11.3
7 8 野田源一 落再入
8 5 太田海也 落再入
失格 1 古性優作 押上げ 入線順位:6

選手インタビュー

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