2025年5月8日、日本競輪選手養成所 第129・130回生の候補生たちが入所した。
適性試験合格組を中心とした候補生たちは4月にすでに入所し基礎的な訓練がスタートしていたが、この日に技能試験組と特別選抜試験で合格した松田祥位、兒島直樹らが合流。これで第129・130回生たちがそろい、5月13日に行われる入所式を待つこととなる。
この日は約70人の候補生が一挙に入所。
各候補生たちにはまだ緊張の顔つきが見られるが、日本競輪選手養成所が一気に活気あふれる“元の姿”を取り戻した。
沢田桂太郎の付き添いには、師匠である一丸尚伍の姿も
本記事では、この日入所した候補生のうち、現自転車トラック競技ナショナルチームメンバーのコメントをお届けする。
松田祥位
兒島直樹選手をはじめ知っている選手も多いですし、鉄フレームの自転車にも乗ってきたので準備万端です。忘れ物がないかという不安だけが少しあります(笑)。
橋本英也選手や窪木一茂選手といったナショナルチームの先輩方と同じ道を進むこととなります。自分も2人のような存在になれるよう、頑張っていきます。
兒島直樹
「ついにこの日が来たな」と胸躍る気持ちです。ナショナルチームで活動をともにする松田祥位選手がいるのも、とても心強いです。
競技者としての力を伸ばす、特に自分の課題であるスプリント力を磨くという点では、養成所はうってつけだと思います。
自分のやるべきことを淡々とこなしながら、たくさんのことを吸収していきたいです。
小原乃亜
多くの人と関われる養成所生活はすごく良い刺激になりそうですし、今は楽しみな気持ちの方が大きいです。昨日は、(太田)海也さん、(山﨑)賢人さん、(中石)湊くん、そして同じく今日入所する(高橋)奏多くんとご飯を食べてきました。
中長距離を走るのは久しぶりで不安もありますが、まずは第1回記録会でゴールデンキャップを獲得できるようにしっかりと頑張ります。心理学の本も持ってきたので、精神的なケアの準備もできています(笑)。
高橋奏多
寮生活のような環境はこれまで経験がないので、かなり緊張しています。でも、ナショナルチームの一員として練習を積み重ねてきたので、自転車に乗るという面では自信を持って臨めそうです。
先輩たちからは「楽しいことも辛いこともあると思うけど、頑張ってこい」と言葉をいただきました。まずは第1回記録会でゴールデンキャップを目指して、しっかりと頑張ります。