2025年4月1日、JKAより2024年度の総車券売上高(速報値)が発表された。
2024年4月1日〜2025年3月31日の競輪の車券売上高は1兆3282億4400万6800円となり、前年比111%増を記録。なお、なおこの売上にはPIST6(250競走)も含まれている。
2013年度以降は右肩上がり
直近10年の総車券売上高の推移は以下の通り。
年度 | 総車券売上高 | 前年度比 |
2015 | 630,805,270,900円 | 102.4% |
2016 | 634,598,214,600円 | 100.6% |
2017 | 640,006,209,000円 | 100.9% |
2018 | 654,117,125,300円 | 102.2% |
2019 | 660,460,555,100円 | 101.0% |
2020 | 749,990,196,400円 | 113.6% |
2021 | 964,613,447,100円 | 128.6% |
2022 | 1,090,779,290,200円 | 113.1% |
2023 | 1,189,248,177,600円 | 123.3% |
2024 | 1,328,244,006,800円 | 111.7% |
※2021年度以降、250競走の売上を含む
上記の表には含まれていないが、2013年度(606,310,277,800円)以降は連続して前年比増を達成。
特に2020年度以降は、110%以上の伸びを記録し続けている。
日本の問題を陰ながら支える存在
なお、競輪を含む公営競技は、収益を公共の目的に使用し、社会に還元していくことが義務付けられている。
施行者は競輪事業による収益を地方財政や社会福祉に役立てることができ、さらに売上の一部をJKAの競輪振興部門に交付。JKAは全国各地の施行者から受けた交付金をもとに、補助事業への補助を行なっていく。

出典:競輪/オートレース制度の仕組み(経済産業省)
新型コロナや大きな災害に対して「緊急支援事業」が行われることもあり、競輪の売上はさまざまな日本の問題を陰ながら支えている存在でもある。
あなたの買った1枚の車券が、社会をより良くするためにも活用されることも、ぜひ知っていただきたい。