1着 脇本雄太 インタビュー
Q:グランプリスラム達成、おめでとうございます。
腰の治療や練習不足も含めてかなりキツい状態での戦いかなと思っていましたが、近畿の仲間たちに助けられた開催でした。
Q:腰の状態にはかなり不安があった?
痛みという意味での不安はなかったですが、自転車の進みなどの不安は大きかったです。
Q:最初のG1優勝だったオールスター(2018年)から7年。どう感じていますか?
獲り始めてからは短かったなと思います。
Q:今日の決勝の作戦はどのように考えていましたか?
枠も悪かったので後ろからの組み立ても考えていましたが、寺崎(浩平)くんを信じて、取れたところからしっかりと思っていました。
Q:結果的に、中団から運ぶ形となりました。
いちばん想定していない展開だったので、ドキドキしながらの道中でした。
打鐘のところで寺崎くんが行くかなと思っていたのですが構えたので、どこからでもついていけるようにと考えていました。
Q:最終周、2コーナー過ぎから仕掛けて行きましたが、その時の感触は?
踏み始めた時は口が開いてしまったので不安がありましたが、しっかり追いついて行くことができました。
寺崎くんは初速も凄かったですし、バックは向かい風でしたがすごい伸びでした。すごい成長を感じました。最初に連携したオールスターからもう4戦も一緒にG1の決勝を走っていて、本当に心強い後輩だと思います。
Q:直線は外を選択しました。
内側が伸びてる雰囲気はあったので、早めでしたが外にはずして勝負しようと考えました。
Q:かなり早い時期にグランプリを確定させました。
いつもスロースターターなので、スタートダッシュを決められて嬉しいです。
この後、近畿勢が1人でも多くグランプリに乗れるように、しっかりと頑張って行きたいなと思います。
脇本雄太 G1・GP優勝歴
KEIRINグランプリ | 2022年 平塚 |
日本選手権競輪 | 2019年 松戸 2022年 いわき平 |
高松宮記念杯競輪 | 2020年 和歌山 |
オールスター競輪 | 2018年 いわき平 2022年 西武園 |
朝日新聞社杯競輪祭 | 2024年 小倉 |
読売新聞社杯全日本選抜競輪 | 2025年 豊橋 |
寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント | 2018年 前橋 2020年 前橋 |
2着 寺崎浩平
優勝を狙って行きました。最低限、勝負に行くことはできたのですが、最後は脇本さんが強かったです。力不足です。
4着 吉田拓矢
眞杉がすごく頑張ってくれて、いちばん優勝に近い位置につくことができましたが、風が強くて消耗していましたし、古性さんが後ろにいて落ち着けなかったです。これをモノにできなかったというところでは、まだまだタイトルは遠いのかなと感じます。今回はしっかり勝負できたので、頑張っていきたいです。
5着 村田雅一
初G1決勝、またこの舞台に帰ってきたいです。辞められないですね(笑)。この年なので、これを良い経験にできればと思います。
7着 古性優作
(眞杉に)突っ張られたところで、3番手にハマりました。まぁ……弱かったですね。近畿が6人決勝に乗り嬉しい気持ちもありますが、結果的に別線になってしまったので、複雑な気持ちです。
もう自力は疲れたので、転向します(笑)。
9着 眞杉匠
あの隊列になった時点で、後ろを出させる選択はなかったです。今から考えると、ホームでもうちょっと落ち着いても良かったかなと思いますが、それでかまされてしまってはダメですし、難しいところです。
今回の形で持たせられなかった自分が弱いですね。