渡邉一成「チャンピオンジャージを着て世界と戦う」

Q:決勝のレースを振り返って

アジア大会へ出場した選手達が体力的にも、精神的にもキツそうだった。レース自体は誰かが思い切り仕掛ける形になるのか、ならないのかの読みの部分が大きく作用し、自分の仕掛けが一瞬の思い切りの良さに繋がって、良い結果になったと思います。

Q:今日はどういう気持ちでこの大会に臨みましたか?

勝つことだけ、勝ってナショナルチャンピオンジャージを着て、世界と戦うということは毎年思っています。だからまず一つ、勝つことができて嬉しいです。

Q:今シーズンはどういったプランで競技に望んでいきたいですか?

この場でしっかりと結果を出すことで、今シーズンのワールドカップの派遣が決まってくると思うので、まずは今日の勝利。そして明日のスプリントも気を引き締めて走りたいです。

常日頃からいっしょに練習している仲間とのレースなので、ここでしっかりと実力を発揮して、監督とコーチにアピールできればと思っています。

Q:ワールドカップがあと1カ月に迫ってる中で、心境の変化は?

ワールドカップにまだ出られるかどうか分かりませんが、最初の方で言ったように勝つことだけ、世界と戦うことだけという考えは常にあります。それを目指して、一つ一つの練習に集中して、大会でも集中して走るだけです。

課題を持ってレースに臨んで、いいところと悪いところが必ずあるので、そういう部分を解消していく。常に完璧を目指して走らないと、チーム内の争いも厳しいので、一本一本で完璧を目指して走るだけです。

脇本雄太「レースの動かし方を勉強しないと」

最後までクジ運が悪かったのに、決勝で急に1番前になってしまったのですが、自分が一番前になった時の展開とかも考えておかないとダメですね。

最初に新田さんが前に出てきたので、どうしようと思って、誰もついていかなかったですし。「こんな展開ないぞ!」って感じでした。その中で自分のレースの動かし方っていうのをもうちょっと勉強しないといけないなと思いました。

Q:一番前だとやり辛いという感じでしょうか?

相手によりますね。グレーツァー相手とかだとやり辛いとは思います。相手が関係ないとしたら真ん中スタートが一番良いです。後ろから来られても周りのスピードを見ればいいし、前がスピードを落とすなら自分で行けばいいしといったところです。一番柔軟に対応し易いし、自分の脚質上、真ん中が一番良いですね。

順位 名前 チーム 上がりタイム
1 渡邉一成 JPCA 10.867
2 脇本雄太 JPCA
3 新田祐大 Dream Seeker
4 深谷知広 Dream Seeker
5 荒川仁 明治大学
6 雨谷一樹 JPCA