1番車:古性優作
Q:G1を2つ制した2024年。どんな1年でしたか?
去年のグランプリのあと、全部のG1獲るって言ったんですけど、2つしか獲れなかったですね。去年は3つ勝てていますし、個人的には良くなかったです。でも、寺崎(浩平)くんとか窓場(千加頼)くんといった、近畿を背負っていくくらいの選手の成長もあったので嬉しいです。
Q:競輪祭を振り返ってみていかがですか?
準決勝、寛仁親王牌で寺崎くんにかけてしまった迷惑を取り返そうという思いが空回りしてしまい、申し訳ないことをしてしまったなと思います。
Q:その後の調整は?
怪我しないことを考えつつ、攻めたトレーニングをすることができました。しっかり休むところは休んで、トレーニングするところはして、と計画的に進めてこられたと思います。
Q:静岡競輪場のイメージは?
走っていて気持ちいいですね。相性いいと思います。
Q:当日の戦い方は?
脇本(雄太)さんの後ろで頑張ります。
2番車:平原康多
Q:この1年の振り返りをお願いします。
ダービー(日本選手権競輪)はすごく体調も良くいい結果を残すことができましたが、それ以外はいいところがなかったですね。
特にこの3場所(弥彦、京王閣、小倉)は連続で落車してしまって。やっぱりダメージもあったので、この1ヶ月で治してきた感じです。
Q:そのなかで、練習は積めている?
12月の前半は自転車と体がマッチしていない状態でした。ただ街道練習にいく時間を多く取ったことが幸いして、自転車と長く向き合うことができました。そのおかげで、ちょっとずつ馴染んできていると思います。
Q:直前の調整は?
街道練習で追い込みすぎて腰痛が出るくらい、やりきることができました。その部分をケアできれば、走れる状態です。
Q:自転車など、なにか変更したことは?
3場所連続で落車していることもあり、ダービーくらいに使っていたフレームに戻しました。
Q:静岡競輪場のイメージは?
バンク自体に癖はないと思います。ただ、前回乗った時はすごい風が強いなと感じました。
夕方になると冷えてきますし、風も強くなってくるんだろうなというイメージでいます。
Q:眞杉匠選手との2人になりますが、戦い方は?
眞杉くんの後ろで頑張ります。直前までそんなに話さないと思いますが、彼は天才なので。自分がどれだけついていけるかだと思います。
3番車:郡司浩平
Q:2月の全日本選抜競輪(G1)優勝で幕を開けた2024年となりました。
いいスタートは切れましたが、全体的に見ると良くも悪くも、という感じでした。結果もそうですが、内容も突き詰めていきたいなという思いがあります。
Q:競輪祭では落車というアクシデントもありましたが、体の調子は?
怪我についてはケアしてすぐに良くなり、練習もすぐにできました。ただ、フレームがダメになってしまったので、新しいものを導入しました。
2週間くらいはその新しいものに乗れているので、違和感はないです。前回のフレームとほとんど変わらないですし、微調整程度ですね。
Q:レースとしては1か月ぶりです。
この間、自分なりに充実した毎日を過ごすことができました。体調もバッチリ合わせることができましたし、不安なく臨めます。静岡競輪場にも2日間入って、夕方の時間帯にも乗れましたし、よかったと思います。
Q:本番の戦い方は?
北井(佑季)さんの番手です、岩本(俊介)さんも3番手で回ってくれるので心強いです。3人で意思疎通して、良いレースをしたいですね。
4番車:眞杉匠
Q:2024年はどんな年でしたか?
これまで大きな怪我もなくやってきたのですが、年始に怪我をしてしまい、前半はそれと向き合って、ケアだったり体の使い方だったりを勉強しながら過ごしてきました。良くも悪くも、いい経験ができましたね。
Q:後半は状態を上げてこられた?
マッチしてきた部分はありますが、まだやりたいことをやりきれていないので、来年はそこを修正していきたいと思います。
Q:競輪祭を振り返ってみて、どうでしたか?
準決勝で敗れてしまって、完全に気持ちの弱さが出てしまったなと思います。
Q:ここまでの調整は?
やりたいことはできたと思います。沖縄で合宿も組んで、充実したトレーニングができました。
後半から競走用のフレームで練習してきて、だいぶ良い感じになってきたと思います。
Q:グランプリに向けてセッティングなどの変更は?
毎日微調整していて、いい方向に向いてきています。
Q:静岡競輪場のイメージは?
9車でのレースは走ったことないと思いますが、勝たせてもらっているのでいいイメージを持っています。
Q:平原康多選手との連携ですが、意気込みは?
2人で力を出し切って、ワンツー決められれば最高ですね。
5番車:岩本俊介
Q:この1年、振り返ってみてどうでしたか?
すごい結果を残したり、それに押しつぶされそうになったり、いろいろな良い経験ができました。
Q:グランプリ出場を決めてからの調整は?
1ヶ月間、練習だけを続けました。長かったですね(笑)。競走に行かなかったので、あらためて練習ってきついんだなと思いました。
Q:計画的に練習を進めてこられた?
そうですね。やること自体はそんなに変えていないですが、地味な作業から始めて、しっかりとレースにつなげられるように、いつも通りの練習をしてきたつもりです。
Q:今日も、一番乗りで競輪場に到着されました。
噂では、昨日僕のそっくりさんが競輪場にいたらしいですね(笑)。まぁ道路も混みそうだったので、バタバタしないように早めに動きました。
Q:本番への意気込みをお聞かせください。
お世話になっている2人(北井・郡司)なので、3番手を固めさせてもらって、総力戦で頑張りたいと思います。
6番車:清水裕友
Q:2024年は振り返ってみていかがですか?
前半はいい感じでしたが、後半は失速してしまいました。悔しい1年でしたね。
Q:失速したというのは、宇都宮(共同通信社杯)での落車による影響もあった?
いえ、怪我は大したことなかったです。それ以外の体調面ですね。競輪祭を振り返ってみても、まったくいいところがなかったと思います。
Q:その競輪祭を終えて、中間の調整は?
しっかりと練習してきました。やれることはやれたと思います。
Q:なにか変更したことは?
自転車は変えました。練習の感触もいい感じです。
Q:静岡競輪場のイメージは?
重たい印象はありますが、2月に記念(たちあおい賞争奪戦)を走らせてもらって勝つことができたので、悪い印象はないです。
Q:本番は単騎での戦いとなります。
そうですね。じつは前夜祭のあといろいろ考えて、やっぱり……単騎で(笑)
イメージすればするほど悪い方に行ってしまいそうなので、出たとこ勝負で行きます。
7番車:北井佑季
Q:高松宮記念杯で初タイトルを獲得した2024年。振り返ってみてどうですか?
うまくいった部分、そうでない部分が大きく分かれた1年だったと思います。
Q:うまくいかなかった部分というのは?
全日本選抜で決勝に乗り、そのあとはタイトルを獲って、と前半は良かったのですが、後半は難しいレースが続いてしまいました。
Q:大垣(水都大垣杯)出場は、どのような意図で?
グランプリまで、12月前半に1度走っておきたいと思っていました。結果もあまり出ず、体も動ききってはいなかったですね。
Q:中間の調整は?
特別な合宿などはしていませんが、ここに向けてしっかりと練習ができ、体調も日に日に上がってきました。
Q:なにか変更したことは?
フレームを変更しました。レースでは初めて使うこととなりますが、すごくいい感触だったので。大垣が終わってからずっと使っています。
Q:南関東は郡司浩平選手、岩本俊介選手と3車となります。
自力で、先頭で頑張ります。初手の位置がどうなるかはわからないですが、いろんなパターンを考えているところです。
8番車:新山響平
Q:2024年はどんな年でしたか?
結果はあまり出せませんでしたが、内容にこだわってやってきたなかで、納得できるものにはなりました。
Q:G1での決勝進出も増えてきていますが、やってきたことが実を結んでいる?
決勝に乗るという結果としては出ていますが、ラインのおかげだと思います。四日市ではG3も勝つことができましたが、前を走ってくれた中野(慎詞)くんだったり、後ろを固めてくれた(佐藤)慎太郎さんだったりのおかげでした。
Q:直近では玉野(ひろしまピースカップ)に出走されましたが、その意図は?
レース勘がにぶらないようにするためです。落車などのリスクはありますが、そのリスクをとっても出ておきたかったです。競輪場に来るとモチベーションがあがりますし、モチベーションの維持にもつながりました。
Q:実際走ってみての感覚は?
初日はレース勘が良くなくていいレースができなかったですが、修正することができました。最終日は見すぎてしまったところもありますが、いい調整にもなったと思います。
Q:直近の調整は?
やり残したことはないと思います。1日は静岡競輪場にも入らせてもらって、いい感じで調整できました。
Q:バンクのイメージは?
軽いバンクだな、というイメージです。風もあんまり気にしたことはないですね。
Q:単騎で挑むこととなります。
あまり考え込まないで、流れの中で体が動いたところで動こうと思っています。
9番車:脇本雄太
Q:今年を振り返ってみていかがでしょうか?
前半は去年の怪我を引きずってしまった部分もあり、苦労した1年だったかなと思います。
Q:競輪祭を制して以後の調整は?
競輪祭のあとすぐに古性(優作)くんと2人で合宿して、そこから地元(福井)で練習しました。福井は天候が悪いことも多く、満足いく練習は正直できなかったですが、できることをやってきました。
Q:直前の感触は?
違和感なく、良い状態で来られていると思います。
Q:静岡競輪場のイメージは?
2018年のグランプリ以来となります。改修もしているので、乗ってみてかなと思います。
Q:本番、どのような戦い方を?
古性くんと2人で、自分が前で頑張ります。いま考えていることはありますが、指定練習に乗って、もう少し考えていこうと思います。