今シーズンはスプリントとケイリンに注力
「BEATカラーを身に纏う最初の女子選手としてレース出場をとても楽しみにしています。ハイレベルな戦いに身を投じる事を重要視しています。BEATがそういった機会を与えてくれる事に感謝しています。今シーズンのワールドカップはスプリントとケイリンへ注力するつもりです。クラブとの連携は私にとって新しい経験で変な感じもしますが、10月6日に行われるクラブの大会では沢山のクラブメイト達に会えると思うので楽しみです!」
成功を収めたスケート界からの転身
BEAT Cycling ClubトラックチームのコーチTim Veldt氏は「成功を収めたスケーターとしてのキャリアから、ロリーヌはトラック競技へ転向した後も、彼女は強く進化を続けている。彼女と共に、更なる進化を遂げられる事を楽しみに思っています。ロリーヌはスケートでアスリートとしての経験を多く積んでおり、それが私達のチームにとってとても面白い付加要素となるのです」と語った。
拡大するBEATの野望
BEAT Cycling Clubの共同創設者Geert Broekhuizen氏は「最初の女性プロ選手を迎えられた事を非常に嬉しく思います。彼女のような影響力のあるアスリートが加わった事で、女子サイクリング領域へ最初の一歩を踏み出しました。また、これがトラックチームで抱く野望は長期的な視点に基づく事を示しているのです」と、チームの拡大へ対し意欲を示した。
日本語での投稿も
テオ・ボス、マティエス・ブフリは現在も日本で競輪に出場のため長期滞在を続けており、自転車関連イベントなどにも積極的に出演をするなど、日本のファン獲得にも意欲的だ。チームの公式Twitterアカウントでは日本語でも投稿されている。
BEATトラックチームは大きくなっています! 私たちはチームにとって初のプロ女性ライダーを迎え入れる事になりました。 ようこそ、 ロリーヌ ファンリーセン!#RoadToBEAT pic.twitter.com/McUthmQdmU
— BEAT Cycling Club (@beatcyclingclub) September 4, 2018
ロリーヌ・ファンリーセン Laurine van Riessen プロフィール
1987年、オランダ出身。スピードスケートの選手としてバンクーバーオリンピックの1,000mで銅メダルを獲得する程のトップ選手であったが、2014年に自転車トラック競技への転向を発表。2015年UECヨーロッパ選手権のチームスプリントで銅メダルを獲得、リオデジャネイロ オリンピックにオランダ代表として出場し、2020年の東京オリンピックでもメダル獲得を目指している。2016-17シーズンではワールドカップ第2戦ケイリン3位などの成績を残している。