2024年春にプロ競輪選手デビューした森田一郎が、9月1日に3回連続完全優勝を果たし、A級2班へ特別昇班した。

立川競輪で特別昇班に挑戦

競輪選手は6つの階級に区別されており、デビュー後すぐの選手はA級3班*。通常であれば半年ごとに次の期の級班が決められるが、「3回連続完全優勝(3日間の開催で毎日1着)」を成し遂げると、半年の区切りを待たずに昇級・昇班することができる。

※男子のみ。女子はL級1班しかないため、級班の変動はない。

卒業記念レースチャンピオン・森田一郎

今回立川競輪での開催で特別昇班に挑戦したのは、125期・埼玉の森田一郎。2024年春にプロデビューしたばかりの新人で、競輪選手養成所の「卒業記念レース」でも優勝している逸材。自転車トラック競技でもナショナルチーム入りし、現在Bチーム(育成チーム)で活動している。

特別昇班がかかった決勝戦では、残り半周から一気に前に出て勝利。「自分としてはあまりスピードが乗らなかったと思いました。早めに出たと思いましたが、久田(朔)くんが良いスピードが出ていて乗り越えるのに脚を使いました。優勝できて嬉しいです」とレースを振り返った。

全日本トラックにも出場予定

森田は9月6日から伊豆ベロドロームで開催される「2024年全日本選手権トラック」にも出場予定。ナショナルチームメンバーとしては初の競技大会での走りに注目したい。

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