円盤投げから競輪へ 半田水晶
中学生の頃から大学・大学院を経て、実業団まで陸上競技の円盤投げをしていました。円盤投げは高校生からなので、10年くらい競技歴があることになります。
競輪に出会うきっかけとなったのは、現在の兄弟子である小坂丈さん(茨城・121期)との出会い。大学生の頃に小坂さんを通じてガールズケイリンの存在を知って、本格的に目指そうと思ったのは去年(2023)の8月です。
Q:適性試験で入所されています。受験についてどのような対策を行いましたか?
一次試験は免除だったので、二次のワットバイク対策をやっていました。これまで長時間の運動をしない種目だったので、とにかく長く漕ぐことが苦手。試験項目となる6秒ダッシュなども行いましたが、有酸素をつける練習を特に重点的にやってきました。
Q:そうなると、養成所生活で不安なところもそのような点でしょうか?
そうですね、有酸素系の練習が苦手なのでそこが不安です。
でも養成所は想像よりも環境が整っていますし、自由時間も快適に過ごせています。1人暮らしだった身としてはとてもありがたくて、特にご飯!3食しっかり出てくることや、お風呂が沸いてることがとても嬉しいです。
高校時代は短距離系総ナメ 北岡マリア
生まれ育ったのは石川ですが、石川県には競輪場がないので、登録予定地は富山になる予定です。自転車競技をやっていて、その前はトライアスロンをやっていました。
Q:競輪選手になろうと思ったタイミングはいつでしたか?
本当になろうと決断したのは、高校3年生のインターハイが決まったタイミングです。
Q:高校時代は短距離系の優勝総ナメといった成績でしたが、今後競技は続けられるんでしょうか?
今は競輪への気持ちが強いです。競輪をやって自分がどれくらい通用するのかを確かめた上で、競技にもし呼んでもらえそうなら行けたらいいなと思っています。
Q:入所して何日か経っているかと思いますが、過ごしてみていかがですか?
意外と慣れてきて、先輩方とも結構話せています。毎日が楽しいです。ご飯も美味しいです。
Q:受験対策についてお話を聞かせてください。
受験前にスランプみたいになっちゃって、全然タイムが伸びない時期がありました。そういうことを踏まえても、いつも通りのことをやっていくことが大事なんだろうと思います。自分は短いスタンディングスタートの練習を何回もやっていました。
Q:直近の目標を教えてください。
今月末に記録会があるので、少しでも良いタイムを、そしてゴールデンキャップを獲れるよう頑張っていきたいと思います。
MTBジュニアチャンピオン 北津留千羽
小学生からマウンテンバイクをやっていて、高校2年生まで続けていました。高校2年の終わりに進路を決めるとなった時、父(翼 90期)の職業である競輪をよく見るようになって、見ていくうちに「自分も競輪選手をやろう」と気持ちが固まりました。
Q:入所して何日か経っていると思いますが、ここまで過ごしていかがですか?
携帯が使えないので、もっと退屈するんじゃないかと思っていました。でも皆さん優しくて、面白い話を色々聞いて、すごく楽しいな!と思っているところです。たぶん10ヶ月はあっという間なんだろうなと思います。
Q:憧れの選手を教えてください。
太田りゆ選手に憧れています。ナショナルチームでパワフルな走りをしていますし、美容にも気を使っていて女性としての華やかさも兼ね備えている。憧れます。
Q:養成所への受験対策を聞かせてください。
バンクに行って200mと500mのタイムトライアルをしていました。フォームなどを師匠と一緒に話し合いながら練習していったんですが、その練習が良かったのかなと思います。
Q:お父さんと練習って、ちょっと恥ずかしくなったりはしませんか?
そこは師匠としてやってもらっているので、大丈夫です(笑)
Q:今後受験する後輩へのアドバイスを聞かせてください。
長く苦しい練習じゃなくて、集中して一瞬一瞬を大切にする練習をしていけば、良いタイムが出るんじゃないかなと思います。
男子編は別の記事にて紹介している。