日本唯一の競輪選手養成機関「日本競輪選手養成所(JIK)」では、年に3回記録会を行っている。200m・400m・1000m(女子は500m)の3種目のタイムを測定し、その結果に応じて評価が与えられる、というものだ。

阿部英斗がゴールデンキャップ獲得

阿部英斗(JPN), 200mTT, Qualifying, Men Elite Sprint, 2023 Japan Track Cup Ⅰ

1月末に実施された第3回記録会には諸事情により参加できなかった候補生が複数いた。そのうちの1人・阿部英斗が、2月5日から6日に行われた「第3回記録会に準ずるタイム測定」にてゴールデンキャップ(短距離・中距離ともに秀でている評価)を獲得した。

阿部英斗コメント

阿部英斗(JIK), 200mFTT, Qualifying, Men Elite Sprint, 2023 Japan Track Cup Ⅱ

【200mTT:11秒03】
【400mTT:22秒94】
【1,000mTT:1分07秒51】

第2回記録会でゴールデンキャップを獲得したこともあり、プレッシャーを感じていたので、今回も獲れたことにホッとしました。

残りの養成所生活では、競走訓練で打鐘(残り1周半)から先行して逃げ切り、1着をとりたいです。またJKA250での競走は得意としているので、第2回トーナメント競走ではいい着順をとれるよう頑張ります。

第3回記録会に準ずるタイム計測結果(PDF)

ゴールデンキャップ獲得は総勢13人に

1月末の第3回記録会では男女合わせて12人がゴールデンキャップを獲得。今回の「準ずるタイム測定」も合わせ、総勢13人とゴールデンキャップの基準を揺るがすような成果となった。

ゴールデンキャップ

ゴールデンキャップ獲得の男子候補生

ゴールデンキャップ

ゴールデンキャップ獲得の女子候補生

現在在所している125・126回生は2024年3月に卒業し、各地の競輪場でのレースに出走することとなる。ゴールデンキャップの数が物語る「優秀な代」のレースを、今から楽しみにしていただきたい。

すでにゴールデンキャップを獲得した12人のコメントは
こちらの記事で紹介している▼

12人(暫定)がゴールデンキャップ獲得!まだ増えるかも?第3回記録会/日本競輪選手養成所 第125・126回生