キャンプ1日目に潜入!

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再びバンクへ

昼食後、1時間ほどの講義を受けた参加者たちは再びバンクへ。

午後のトレーニングで一番最初にの行われたのは「スタンディング」の練習。

お昼の講義で「家でもできるトレーニング」として佐々木コーチがお勧めしていた練習方法が早速プログラムに取り入れられた。

講義についてはコチラの記事をチェック!

競輪選手とナショナルチームの二刀流を目指すには?「HPCJC」「HPD」と初コラボで開催!『トラックサイクリングキャンプ in 立川競輪』潜入レポート

トラックサイクリングキャンプ in 立川競輪 2023

Aグループ(経験者グループ)の参加者

すると既に習得済みの参加者の姿も。聞くと、所属している自転車競技部でスタンディングを練習する時間が組み込まれているそうだ。

「イエロー・ライン」へLevel Up

午前の部で人生初のバンク走行を体験したBグループ(初心者グループ)は、再びバンクの上でトレーニングを開始。

バンク内の遊歩道や退避路で数周回ウォーミングアップをすると、Bグループは「外帯線」、「イエロー・ライン」へと徐々にバンクの高い位置を走行。

高さ・傾斜の急さに怖がる様子はなく、コーチの後ろを黙々と追走する。

トラックサイクリングキャンプ in 立川競輪 2023

終盤には、コーチの先導なしでもイエロー・ラインを走れるようになっていた。

1日かけて細かな段階を踏みながら行ってきたトレーニングの賜物だ。

参加者コメント

「トラックサイクリングキャンプ」の1日目に潜入し、ピストバイクに初めて乗る参加者が、1日でどれ程成長できるのかに注目した編集部員。

結果的に1日目のトレーニングを終える頃には、バンクのイエロー・ラインを1人で走行できるようになっていた参加者たち。予想を超える上達スピードに驚かされた。

今回Bグループ(初心者グループ)としてトレーニングを受けた参加者に、1日目の感想を聞いてみた。

色々質問できた

トラックサイクリングキャンプ in 立川競輪 2023

社会人(サッカー経験者)

バンクの高い所まで行ってピストバイクを漕いだり、風を切って走るのがとても楽しかったです。

コーチが常に側にいたので、ピストバイクの乗り方の他にも日本競輪選手養成所の入所試験に向けたトレーニング方法などについてもお伺いすることができました。

怖そうだったが、意外といけた

トラックサイクリングキャンプ in 立川競輪 2023

中学生(トランポリン経験者)

普段はロードバイクに乗っていますが、ピストバイクは初めて。

イエロー・ライン、初めは見た感じ怖そうでしたが、意外といけました。コーナーから傾斜を利用して加速する時が気持ち良かったです。

高校では自転車競技部に入部したいです。

最初は難しかったが、段々慣れてきた

トラックサイクリングキャンプ in 立川競輪 2023

高校生(サッカー・陸上経験者)

最初はずっとペダルが回っているピストバイクに慣れるのが難しかったですが、段々慣れてきました。

明日はバンクの1番高い場所へ行ってみたいです。行けそうな気がします。1番高い所からの景色を見て、そこから降って行く時の加速感を味わってみたいです。

最も高い場所を走りたい!

「イエロー・ラインからバンクのさらに高い所を走りたい」と目を輝かせる初心者グループの参加者。最後にトラックサイクリングキャンプの野田コーチに聞いてみた。

Q:初心者グループの参加者たちは、本キャンプ終了時までにバンクの最も高い場所で走れるようになるのでしょうか?

トラックサイクリングキャンプ in 立川競輪 2023

野田コーチ

もちろんです!実際にキャンプ2日目には、バンクの最も高い場所で走るトレーニングやそれに向けた練習も行う予定です。

それにイエロー・ラインで走れるようになれば、さらに高い場所を走る場合でも難易度は変わりません。

高い場所へ行くほど傾斜がキツくなる印象を持たれるかもしれませんが、最も高い場所でもイエロー・ラインと傾斜の角度は同じなんです。

ですので理論上、初心者グループの参加者は既に最も高い場所を走る能力が身についていると言えるのです。ただし上まで登るまでに失速してしまうと、上手く走れないことがあります。

「傾斜の角度は一緒なんだから」という理論攻めで恐怖心を取り除いてもらい、挑戦してみてほしいです。「最も高い場所を走りたい」という目標を既に持ってもらえて嬉しいです。2日目が楽しみですね。

最新情報や過去のキャンプのレポートなどはコチラ