2023年8月15日から開幕する『第66回オールスター競輪(G1)』および『ガールズケイリンコレクション2023西武園ステージ』。両開催とも、出場選手が事前に実施されるファン投票によって決まる、唯一の選抜方法を採用している。
6月19日、JKAによる両開催の「投票結果発表記者会見」が実施された。
記者会見には男子1位の脇本雄太(福井/94期)、女子1位の児玉碧衣(福岡/108期)が登壇。最多得票数を獲得した両選手へのインタビューが行われ、それぞれファンの方へのメッセージや、オールスターへの意気込みなどについて語った。
ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、結果発表の記者会見も行われてこなかった。取材陣を招いての久々の記者会見にて実施された、両者へのインタビュー内容をお届けする。
ファン投票結果についてはコチラ▼
G1直後の記者会見
Q:脇本雄太選手は、『高松宮記念杯競輪(G1)』の決勝を昨日走り終えたばかり。児玉碧衣選手は史上初のガールズケイリンのG1開催となった『パールカップ』で優勝という素晴らしいお土産を持ってきてくれました。
脇本:昨日、高松宮記念競輪の決勝を走り終えてすぐの記者会見なので、正直疲労が溜まっていて、顔が疲れていて申し訳ないです。それでもファン投票1位に選ばれたことを大変光栄に思っていますし、非常に責任のある役目ですので、代表選手としてしっかりと走っていきたいと思っています。
児玉:今日はお集まりいただきありがとうございます。今年も1位に選んでいただき、とても嬉しいです。選ばれたことに恥じないような走りで、オールスターも精一杯優勝目指して頑張ります。よろしくお願いします。
脇本 3回目のファン投票1位
Q:高松宮記念杯では古性優作選手が優勝しましたが、ファン投票ではその古性選手を振り切っての1位となりました。
脇本:2023年はKEIRINグランプリチャンピオンのユニホームを着て、責任のある1年ですし、それに恥じない(ファン投票の)結果となって、本当に身が引き締まる思いです。
Q:3回目のファン投票1位ですが、今年は何か違うものを感じていますか?
脇本:東京オリンピックを終えて、日本の競輪選手として活動し始めて、代表選手としてしっかり責任のある走りをしなくてはいけないと思っていました。その点も含めて、環境は変わったと感じています。
Q:2023年と同じく西武園で開催された2022年のオールスター競輪では、完全優勝を果たしました。
脇本:去年もプレッシャーの中での開催でしたので、完全優勝もできとても嬉しかったです。
児玉 7年連続、7回目のファン投票1位
Q:児玉選手は7年連続、7回目のファン投票1位です。
児玉:2023年は怪我からのスタートとなり、良い成績が残せていなかったのにこうして選んでいただき、本当に感謝しています。同時に投票してくれた方の期待を裏切らず、応えなければいけないなと思っています。精一杯期待に応えられるように頑張ります。
Q:ガールズケイリンコレクション別府ステージ(3月)の終了後にファン投票が開始されました。お客さんの応援が既に届いたかのように、そこから18連勝しています。
児玉:別府では不甲斐ない走りをしてしまったので、そこから何とか立て直せたのかなと思います。
Q:怪我があったということで、余計にファン投票の重みを感じられたのではないでしょうか?
児玉:なかなか成績を残せていないのに、こうして投票してくれたお客さんには本当に感謝していますし、幸せです。