2018年5月20日(日)ベルギーの西フランドル地方で開催されたGROTE PRIJS MARCEL KINTに日本ナショナルチームから以下7名の選手が参加した。
【橋本英也、大町健斗、花田聖誠、近谷涼、沢田桂太郎、今村駿介、一丸尚伍】
約30kmの大きな周回を4周回った後に、約10kmの小さな周回を4周。合計174.6kmのコース設定である。
橋本英也スプリントなしでも36位でフィニッシュ
チームの目標は、前半から積極的に動き逃げに加わることだった。だが多くのチームが同じ考えを持っており、加えて速いペースと狭くテクニカルなコース設定により、集団の中で良いポジションをキープし、有効なアタックをする事はできなかった。
約50kmを過ぎた頃に4名が集団を抜け出し、エーススプリンターのブアニを介するコフィディスがタイム差3分以内で集団をコントロールした。
100kmを過ぎた頃から集団のペースが上がり、逃げる4名とのタイム差を縮める始める。しかし120km地点でブアニが落車。コフィディスがブアニを待つために集団のコントロールから外れた事で、集団は活性化、アタックが繰り返され、100名以上いた集団は一気に人数を減らした。
更に最終周回に入ってもアタックが繰り返され、集団のペースも上がった。100名前後いた集団は分断され、近谷、花田、大町の3名が遅れた。
約60名まで人数を減らした先頭集団はスプリントが起こる様子を見せ、橋本はラスト1.5kmのところで20位前後までポジションを上げたが、落車を避ける際のハンドリングで「後輪がパンクした」と思い込んでしまい、スプリントをすることなく36位でフィニッシュした。
UCIポイント獲得圏内が30位以内だっただけに、スプリントに参加せずに36位でフィニッシュしたことは残念だった。だが、36位と言う数字も素晴らしい結果であり、この1ヶ月で大きな成長を感じた。
以下レースを終えた橋本選手のコメントだ。
スプリントできればトップ10に入れた感覚
最終周回に発生した落車を避ける為に無理やり自転車を抑え込んだ。その際に、タイヤが捩れる感覚があったのでパンクしたかと思いスプリントは流してしまった。感覚的にはトップ10には入る事ができたと思う。
結果は残念でしたが、明日は気持ちを切り替え、最後のレースなので全力を尽くして頑張ります!
競技結果
1位 BOUHANNI Nacer COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS
2位 BOL Cees SEG RACING ACADEMY
3位 DE BONDT Dries VERANDA´S WILLEMS – CRELAN
36位 橋本英也(Japan National Team)
68位 大町健斗(Japan National Team)
84位 花田聖誠(Japan National Team)
89位 近谷涼(Japan National Team)
DNF 沢田桂太郎
DNF 今村駿介
DNF 一丸尚伍
Text:橋川健
原文:JCF
橋本英也の関連記事はこちら。
近谷涼の関連記事はこちら。
沢田桂太郎の関連記事はこちら。
一丸尚伍の関連記事はこちら。
トラック中距離選手らがロードレース出場、技術と戦略の向上はかる/Fleche du Sud第5ステージ
沢田桂太郎14位!セプ・ファンマルクとゴールスプリント/PUIVELDE KOERS