2018年5月16日ベルギーの東フランドル地方で開催されたPUIVELDE KOERS 。平坦で道幅の狭い1周9.1kmのコースを19周する。
ハイペースな展開で落車、リタイヤも
序盤からアタックが繰り返されハイペースな展開が続いた。レース途中から雨が降り出し、落車も複数回発生。2時間後には集団の人数は半数まで絞られ、一丸尚伍、今村駿介はリタイヤとなった。
約100km前後で15名が集団から20秒先行。メンバーはプロツアー、プロコンチネンタル、ベルギーコンチネンタルチームを中心とし、セップ・ヴァンマルケ(セプ・ファンマルク/ チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・p/bキャノンデール)もここに加わっていた。メイン集団では追走のアタックはあるものの決まっていなかった。
110kmを過ぎて沢田桂太郎が単独でアタック。この動きにコフィディス(クイックステップ)の選手が反応し8名の追走ができ先頭集団に合流した。
沢田を含む23名の先頭集団から最終周回に3名が抜け出し、最後まで逃げ切った。4位争いの後続集団はスプリントとなりセップ・ヴァンマルケが先頭で入り、沢田は14位でフィニッシュした。
橋本英也と近谷涼のいた約60名のメイン集団は2つに分断され2名は後続に取り残されラスト2周でリタイヤとなった。
プロ選手を相手にも積極的に動く
欧州プロツアー、プロコン、コンチネンタルチームに所属するプロを相手に、自ら動いて先頭集団に加わり、素晴らしいレース内容だった。次のレースはUCI1.1カテゴリーのレースとなり更にワンステップ上のクラスへの参戦となるが、思い切ってチャレンジしたい。
以下、沢田選手のレースレポート。
前回の雪辱を晴らし、自信に
前回のプロケルメスは落車、ステージレースも途中でリタイヤしてしまい不完全燃焼で悔しい思いをしていたので、(橋本)英也さんのように見せ場を作りたい気持ちでレースに臨みました。
120km過ぎに追走に入った時はとてもキツかったが、自ら動いてレース展開に加わることは今まで国内でも経験したことが無かったので、今回のレースはとても良い経験となりました。
次のレースはワンランク上のレベルのレースとなりますが、また良い走りができるよう自信を持って臨みたいと思います。
競技結果
PUIVELDE KOERS
172.9km 出走156名 完走42名
1位 COENEN DENNIS(CIBEL-CEBON)
2位 DE WITTE MATHIAS (VERANDA´S WILLEMS – CRELAN)
3位 RICKAERT JONAS (SPORT VLAANDEREN BALOISE)
4位 VANMARCKE SEP (EF EDUCATION FIRST DRAPAC CANNONDALE)
14位 沢田桂太郎(Japan National Team)
DNF 近谷涼(Japan National Team)
DNF 橋本英也(Japan National Team)
DNF 今村駿介(Japan National Team)
DNF 一丸尚伍(Japan National Team)
Text:橋川 健
原文:JCF
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