2022年度現在、日本国内に全43場ある競輪場。本記事では2022年度(2022年4月〜2023年3月)の車券総売上額が高い競輪場を、ランキング形式で紹介していく。
「車券総売上額」って?
ランキングを見ていく前に、「そもそも『車券総売上額』って?」という方のために簡単に解説。
競輪では主に以下の4つの方法で車券を購入することができる。
場内 | レースが実施されている競輪場内の車券売り場で購入 |
場外 | レースが実施されている競輪場とは別の競輪場の車券売り場、 またはサテライトなどの場外車券売場で購入 |
電話投票 | 電話の自動音声に従ってダイヤルをプッシュして購入(事前手続きが必要) |
民間ポータル | 各種民間ポータルのインターネットサイトで購入(事前手続きが必要) |
本記事が指す『車券総売上額』とは、1つの競輪場で実施される全レースを対象に、以上の4つの方法で購入された車券の総売上額のこと。今回は2022年度の『車券総売上額』が高い競輪場を紹介する。
第3位 別府競輪場(大分)
2022年度の総車券売上額は353億4258万8600円。年間の開催日数は、43場のうち2番目に多い100日*。
2022年度にはG2レースの「ウィナーズカップ(3月)」が開催され、全4日間での売上総額は75億2861万7700円を記録した。
※2022年度の総開催日数は全43場で「2690日」。1場平均は62日。
第2位 平塚競輪場(神奈川)
2022年度の総車券売上額は366億1898万8800円。年間の開催日数は58日と比較的少ないものの第2位にランクイン。
平塚競輪場は『KEIRINグランプリ2022』が開催された場所。例年同様、年末の3日間に行われた『KEIRINグランプリ2022』シリーズの車券売上額は、前年(2021年)を1.8億円上回る「131億3355万7500円」。13年ぶりとなる「130億円超え」を記録した。
前年より「1.8億円」増加で目標達成 13年ぶりの「130億円」超え/KEIRINグランプリ2022シリーズ(平塚競輪場)
さらに2022年度にはガールズケイリン10周年を記念し、史上初となるガールズ選手だけの『ALL GIRL’S 10th Anniversary』も開催。約80人のガールズ選手が平塚競輪場に集結した。
【決勝レポート】歴史に残る10周年記念「グランプリ以上のレースに」/ALL GIRL’S 10th Anniversary・平塚
そんな平塚競輪場では新たに、場内レストランのリニューアルやイルミネーションのグレードアップを実施。レース以外のアトラクションにも注力している競輪場だ。