両親の気を引きたくて自転車を始めた
海外へ行く時、常にスーツケースへ入れているものはありますか?
うーん…オートミールかな?いつもスーツケースには入れています。あとは自転車です!これだけは、どこでも一緒です(笑)
今回の来日、スーツケースはいくつになりましたか?
4つです。本当は3つだったんだけど、空港で重量オーバーになり、仕方なく新しいのを1つ買って4つになっちゃいました(笑)父が車に積み込んでくれたんですが、1つだけ重すぎたみたいです。
兄と父が自転車経験者
なるほど。では、ここからは少し個人的な質問へ。家族構成は?
父と母と、25歳の兄、23歳の姉、そして私です。さらに犬が2匹、猫が3匹います。
ご家族の中で自転車競技をやっている人は?
兄が6年間ロードレースをやっていました。ただ、自転車競技を続けるモチベーションはなかったようで、競技を辞めて軍隊に入りました。
実は、父も自転車競技を12年間やっていて、プロ契約のチャンスも勝ち取りました。でも契約の年に兄が産まれたので契約はしなかったらしいですが。父も兄も、スプリントには長けていたそうですよ。
ということは優秀なDNAを受け継いでいるんですね。
そうですね!学生レベルですが、母も短距離が得意だったみたいだし。
自転車のきっかけは、両親の気を引きたい幼心
では、デグレンデル選手が自転車競技を始めたきっかけは?
私は6歳~13歳まで体操をやっていました。でも小さな頃に怪我をしたせいで、腰があまり良くありませんでした。その頃、兄が自転車をやっていて、両親から注目されていたんです。
姉と私には両親のスポットが当たっていませんでした。だから両親の気を引きたくて。15歳の時に自転車を始め、そしたらここまで来ちゃいました(笑)レース歴は7年目に突入です!
最初はやはりご家族と同じようにロードレースから?
そうですね。ただ、あまり好きになれず、冬にトラック競技を始めました。そしたら3ヶ月後にはベルギー選手権のジュニアチャンピオンになっちゃったんです!
その後はジュニア欧州選手権で銀メダルを2つ、ジュニア世界選手権で銀メダルを1つ…と競技を始めて1年で結果を出せました。
でも、その後に伸び悩む時期があり、WCCに行って、今ですね。
トラック競技が好き!でも、もっと好きなものは…?
では最後に。自転車が好きでトラック競技を続けていますか?それともやっぱり勝てるからですか?
この競技が好きだからです。でも勝つことが出来ているので、もっとこの競技が好きになっています!
あと、観るのも、実際に乗るもの好きですが、何かに向けて突き進んでいる、努力している時がもっと好きですね。