『2022KEIRINグランプリ』では古性優作と近畿ラインを組んだ脇本雄太が制し、史上最高額の年間3億円を達成。歴史に残るグランプリとなった。

グランプリ閉幕から1週間後となる2023年1月6日には、2022年を戦い抜いた選手たちの「賞金ランキング」が発表された。本発表では年間獲得賞金のランキングとともに、2022年における選手たちの「平均取得額」に関するデータも公表されている。

この記事では競輪選手の「平均取得額」が過去10年間でどう変化したのか、その推移を見ていく。

KEIRIN.jp トピックス（2023年1月6日）

過去10年間の「賞金総額」及び「平均取得額」

賞金総額 登録選手数 平均取得額
2012 28,270,543,687円 2855人 9,043,680円
2013 26,616,716,557円 2647人 9,502,576円
2014 24,997,298,680円 2467人 9,511,909円
2015 23,839,886,237円 2380人 9,706,794円
2016 23,569,849,400円 2357人 9,747,663円
2017 23,511,233,800円 2339人 9,788,191円
2018 23,625,114,400円 2330人 9,893,263円
2019 24,715,817,900円 2376人 10,402,280円
2020 21,275,959,900円 2350人 9,053,599円
2021 25,588,213,700円 2360人 10,842,463円
2022 30,011,524,600円 2367人 12,679,140円

※登録人数は2022年12月31日現在。男女の合計。

出典：KEIRIN.jp

2015年以降は男女合計2300人台が競輪選手として毎年登録されており、選手数ではあまり変化は見られない。しかし2022年では「賞金総額」が前年より約4.5億円も増額されており、過去10年間では最高額となっている。

増額された「賞金総額」と連動し、選手1人あたりの「平均取得額」も前年より約200万円増加となった。

男子選手のみの場合

A級 S級
賞金総額 登録選手 平均取得額 賞金総額 登録選手 平均取得額
2018 11,588,043,500円 1,531人 7,329,565円 11,244,832,600円 676人 16,463,883円
2019 12,238,744,100円 1,502人 7,962,748円 11,552,105,000円 688人 16,597,852円
2020 10,511,766,300円 1,518人 6,924,747円 9,852,040,200円 681 人 14,467,019円
2021 12,398,079,100円 1,507人 8,226,993円 11,957,762,400円 690人 17,330,090円
2022 14,784,355,700円 1,509人 9,797,452円 13,752,366,500円 683人 20,135,236円

※「A級」：A級1・2・3班, 「S級」：S級S班・1・2班

2012年〜2016年では女子選手も現在のL級1班ではなくA級に登録されていたため、男子選手における2018年からの5年間の推移をまとめてみた。

毎年1500人台が登録されているA級と、600人台が登録されているS級の双方にて、賞金総額・平均取得額において2022年が最高額を記録。それ以前の4年間では増減が見られたものの、2022年では比較的大きな増加となった。

女子選手のみの場合

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