競輪全体・男子選手の推移

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女子選手のみの場合

前検日, KEIRINグランプリ2022, ガールズグランプリ, 平塚競輪場
賞金総額 登録選手数 平均取得額
2012 97,312,200円 33人 2,948,854円
2013 306,528,400円 51人 6,010,360円
2014 477,427,300円 69人 6,919,236円
2015 550,335,000円 83人 6,551,607円
2016 628,975,800円 98人 6,166,429円
2017 726,682,200円 109人 6,666,809円
2018 792,238,300円 123人 6,389,018円
2019 924,968,800円 135人 6,468,313円
2020 912,153,400円 151人 6,040,750円
2021 1,232,372,200円 163人 7,560,565円
2022 1,474,802,400円 175人 8,427,442円

2012年の開設から2022年で10周年を迎えたガールズケイリン。選手数は毎年20人弱ずつ増えている。

賞金総額は登録選手数とともに増加傾向にあるものの、平均取得額は2013年〜2020年の間「600万円台」をキープしていた。

しかし2021年には従来よりも比較的大きな賞金の増額がなされ、平均取得額も「約750万円」に。そして10周年を迎えた2022年ではさらなる増額がなされ、平均取得額が過去最高の「約850万円」に到達した。

そもそもなぜ増額?

新山響平, 新田祐大, 松浦悠士, KEIRINグランプリ2022, 平塚競輪場

選手の平均取得額の増加は、賞金総額の増加によるもの。ではそもそも賞金総額はどのように増額されるのだろうか。

賞金の額を算定する際に基準となっているのは、車券の「売上増減率」(2022年度現在)。つまり賞金総額が増加しているということは、車券の売上が増加している証拠なのだ。

例年とは異なりガールズグランプリが2日目に実施された「KEIRINグランプリ2022」シリーズでは、3日間の売上合計が目標の「130億円」を突破した。その他2022年のG1・G2開催では、すべての開催において前年を上回る売上高を更新している。

前年より「1.8億円」増加で目標達成 13年ぶりの「130億円」超え/KEIRINグランプリ2022シリーズ(平塚競輪場)

2023年度以降、賞金の算定方法に変更がなされる可能性はあるが、車券売上高において成長を見せている競輪。2023年の賞金総額・平均取得額の増加も大いに期待できるだろう。

参照:公益社団法人 全国競輪施行者協議会「令和4年度事業計画」

2023年からは新G1もスタート

柳原真緒, ガールズグランプリ2022, KEIRINグランプリ2022, 平塚競輪場

女子のみによる「ALL GIRL’S 10th Anniversary」も開催され、新ユニホームや新CMがお披露目となった2022年のガールズケイリン。

そして2023年からは10周年を記念したリブランディングの一環として、ガールズケイリンでも「3つのG1」が新たに実施される。各G1の優勝者3人は年末のガールズグランプリへの出場権を獲得できるため、1レースごとの重みや注目度はさらに増していくだろう。

女子にもG1レースが誕生!ガールズグランプリ出場権を得られる3つの開催/ガールズケイリン10周年リブランディング第3弾

2023年1月現在、新設されたG1開催の賞金額は未発表となっているが、ガールズケイリンへの関心が今後も高まっていくことで平均取得額においても増加していく可能性はある。

そうなれば「プロスポーツ」として重要な指標となる「お金」の面において、競輪選手という道がより魅力的な選択肢になるだろう。

今後も進化し続ける競輪を、ぜひ車券とともに楽しんでほしい。

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