短期登録で来日した外国人選手たちが順調に活躍する中で、4月23日〜25日の松戸競輪場での初出走レースを終えたジョセフ・トルーマン選手へにインタビューを実施。

21歳の若者が初めて異国のレースに参加した感想を教えてもらった。

ブフリ&トルーマン初出走!決勝11Rは和田がV譲らず/ 松戸競輪場

夢が叶った瞬間だった

初戦が終わったけど、どうだった?

初めての競輪はとても良かったよ。前検日、出走前のピリっとした空気…全てがリアルとかけ離れていて、夢が叶った瞬間だった。これから一生の思い出に残るね!

「日本の競輪に出るのは夢のひとつだった」ジョセフ・トルーマン選手に徹底インタビュー!

いつもと違ったところはあった?文化の違いとか、準備の仕方とか…

まずはカメラもたくさん来てたし、注目されるのが嬉しかったな。

競輪は機材の規制が厳しいから、最終的に実力勝負になる。それがとても好きだよ。

最初のレースはちょっとナーバスだったけど、興奮が勝っていた感じかな。やっぱりトラック競技とは違うから、どうなるのかなって理由で、ナーバスになっていたと思う。

ジョセフ・トールマン,マシュー・グレッツァー

初めての競輪学校での登録手続き

レース開始でアドレナリン放出!

レースが始まったらアドレナリンが一気に出てナーバスな点は吹き飛んだね!顔見せの段階で自分の名前を呼ばれた時にも興奮したよ!夜に外でレースというのも初めての経験だった!

凄く不思議に感じたのは、戦法を聞かれた時かな。もちろんそういう形でレースを行うってのは知ってたけど、いつもは秘密にしていることをここでは公開するわけだから、とても不思議な気分になったよ(笑)

ただ、そのお陰でラインを組めて、自分が先行したら守ってくれる仲間がいると感じられた。それってとてもクールなことだよね。いつもは孤独で戦う身だからさ!

ジョセフ・トールマン

競輪学校で自転車を組み立てる選手たち

結果には満足、良い勉強になった

初レースの結果はどうみてる?

今回の結果には満足しているよ。やっぱり最初だったし、これからもっと良くならないとね。機材の違い(カーボン⇒鉄のフレーム)についてはあまり気にならなかったし。

最終日は戦術が良くなかったかな。ずっと外を走らされてしまったし、前に出ることが出来なかったよ。ただ、大きな勉強になった。今回のレースを覚えておいて、同じ失敗を繰り返さないようにしたいね。

ジョセフ・トルーマン

初めての日本の競輪に興味津々のトルーマン選手

手渡しの賞金に「ワォ!」

賞金を手にしたわけですが、感想は?

お金を現金でもらった時は、「WOW」ってなったよ。自分史上、最高金額を手にしたんじゃないかな?ようやく日本の競輪を走るために投資した額が戻ってきたかもしれない。

最後にメッセージをお願いします。

これからは、もう少し稼げるように頑張ります。また、ここまで走れるのも周りの人たちのサポートがあってなので、面倒を見てくれた人たちに感謝したいです。

ジョセフ・トルーマン選手は次は5月6日~5月8日に函館競輪場で開催される第13回藤巻兄弟杯争奪戦(函館F1)に出走する。

【男子】2018外国人短期登録選手・出走レース一覧(4月・5月)