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新田祐大が優勝したら……
2021年まで日本トラック競技ナショナルチームに所属し、ロンドン(2012)・東京(2021)と2度のオリンピックに出場してきた新田。
2022年は「寬仁親王牌(G1)」を制し、2年ぶりのKEIRINグランプリ出場を決めた。さらに新田はこの寬仁親王牌での優勝により、「4日制以上のすべてのG1レースで優勝すること」を意味する”グランドスラム”を達成。
競輪史上4人目の達成者となった。
これまでのグランドスラム達成者
名前 | 出身・期別 | 達成年 |
井上茂徳※ | 佐賀・41期(引退) | 1988年 |
滝澤正光※ | 千葉・43期(引退) | 1990年 |
神山雄一郎 | 栃木・61期 | 1999年 |
※滝澤・井上は寬仁親王杯牌がG1レースに登録される前、G1レースが5つの時代
「グランドスラム」+「KEIRINグランプリ」
そして年末の大一番にて期待される新たな偉業は、言うまでもなく「グランドスラム + KEIRINグランプリ優勝」だ。
これまでにグランドスラムを達成した以上3人のうち、KEIRINグランプリ優勝歴があるのは井上と滝澤の2人。しかしこの2人がグランドスラムを達成したのは、寬仁親王牌がG1レースに登録される以前、G1レースが年に5つの時代である。
よって新田が12月30日のレースで優勝すれば、「6つのG1レース + KEIRINグランプリ制覇」という前人未到の偉業が達成されることになる。
新たな偉業の達成なるか?そんな部分にも注目しながら、KEIRINグランプリ2022を楽しんでいただきたい。