『KEIRINグランプリ2022』
脇本雄太
福井、94期の脇本雄太。2010年には既にナショナルチームの強化育成選手に選抜されるも、当時はチームパシュートなどの中長距離種目に出場していた。
その後、短距離選手となり全日本選手権やアジア選手権に加え、世界選手権(2020年)でもメダルを獲得。
オリンピックには、リオ(2016年)・東京(2021年)の2大会に出場した。そんな長年世界を相手に戦ってきた脇本は、2021年を持ってナショナルチームを引退。
「日本選手権競輪」と「オールスター競輪」、年内2つのG1タイトルを獲得し『KEIRINグランプリ2022』への出場を決めた。その他ナショナルチーム引退後の2022年でも、ジャパントラックカップ I・ケイリンにて優勝するなど変わらぬ強さを見せつけている。
200mFTTの現日本記録保持者でもある脇本。自身初のグランプリ優勝を狙う。
新田祐大
福島、90期の新田祐大。自転車トラック競技日本ナショナルチームの元メンバーで、2012年ロンドン・2021年東京と2度のオリンピックを経験している選手。
ジュニア時代から世界・アジア世界選手権などでメダルを獲得してきた。2005年に競輪デビューを果たした後も、ナショナルチームメンバーとして国内外の様々な大会に出場。
2012年ロンドンオリンピックにも出場し、2019年の世界選手権・ケイリンでは銀メダルを獲得している。
その他自身の活躍だけでなく、トラックチーム「Dream Seeker Racing Team」を立ち上げたり、ジュニア選手への指導を行ったりと、日本のトラック競技の成長を目指し積極的に活動してきた。
そして自身2大会目となる東京2020オリンピックへの出場後、ナショナルチームを引退。引退後の2022年では、「寬仁親王牌(G1)」にて優勝しグランドスラムを達成。本タイトル獲得で、『KEIRINグランプリ2022』への出場も決めた。
シーンのトップで活躍し続ける新田。グランプリ初優勝にも期待がかかる。
新山響平
青森、107期の新山響平は、高校から自転車競技をスタート。国体などでメダルを獲得し、2015年に競輪デビューを果たした。
東京2020オリンピックに向けた強化指定選手として、ナショナルチームBチームに所属。
東京オリンピック終了後も「2024パリオリンピック」を目指し、ネーションズカップや全日本選手権に出場。短距離選手ながら中長距離種目のチームパシュートなどでメダルを獲得する活躍を見せるも、2022年10月にナショナルチームを引退することが発表された。
その後競輪一本という決意を固め、挑んだ11月の「競輪祭」にて自身初のG1タイトルを獲得。「ナショナルチームでの経験が活きている」と語る新山が、自身初のグランプリでどんな走りを見せてくれるのか要注目だ。
「ナショナルチームの経験があったから」新山響平が初優勝、KEIRINグランプリ2022出場へ『競輪祭(G1)』決勝/小倉・11月27日