現役ナショナルメンバーからの出場者

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『ヤンググランプリ2022』

デビュー3年未満の新米選手No.1を決めるヤンググランプリ。2022年の出場メンバーのうち、元ナショナルチームメンバーであるのは菊池岳仁のみ。

菊池岳仁

菊池岳仁, 第38回共同通信社杯G2/名古屋競輪場

長野117期の菊池。寺崎とともに競輪養成所の初の早期卒業生として2020年にデビューした選手である。

自転車競技自体は高校時代にスタートし、日本トラック競技ナショナルチームには競輪デビュー後に加入。

JICF国際トラックカップ・スプリント全日本選手権トラック・チームスプリントなどで銀メダルを獲得した。

2021年は補欠選手に選抜されるも出場とはならかったヤンググランプリ。ナショナルチーム引退後の2022年では、平均競走得点で7位*に入り自身初出場を決めた。

※117・119・121期でのランキング(選考時のもの)

『ガールズグランプリ2022』

ガールズケイリンの女王を決めるガールズグランプリ。2022年の出場メンバーのうち、元ナショナルチームメンバーであるのは石井寛子と山原さくらの2人。

石井寛子

石井寛子, サマーナイトフェスティバル, 玉野競輪場

東京104期の石井寛子は、高校時代からトラック競技を開始。『JOCジュニアオリンピックカップ』などでメダルを獲得するほどの実績を持っていた石井は、明治大学の自転車競技部に所属しながらナショナルチームメンバーとしても活動。

ナショナルチームには大学在学時から30歳まで所属し続け、トラックアジアカップ(2007年)ケイリンなどで優勝。全日本選手権にてケイリンを制した2013年には、世界選手権トラックにも出場を果たしている。

トップ選手の1人として競輪界を牽引している現在でも、国体のケイリン種目などで優勝するなど、その実力を発揮している。

賞金ランキング2位となり『ガールズグランプリ2022』への出場を決めた。

山原さくら

山原さくら, ガールズグランプリトライアルレース, 競輪祭, 小倉競輪場

過去に4度のガールズグランプリ出場を果たしている山原さくら(高知104期)も、日本トラック競技の強化指定選手に選抜されていた経歴の持ち主。

2011年の「全日本アマチュア選手権大会」ではスプリントにて当時の大会新記録を更新し、後のロンドンオリンピック出場選手である前田佳代乃らを抑え優勝。

同年の全日本選手権トラックではケイリンにて、石井寛子に次ぐ銀メダルを獲得。石井とともにロンドンオリンピックに向けたナショナルチームメンバーにも選出された。

そんな山原は賞金ランキング5位となり、自身6年ぶりとなる『ガールズグランプリ2022』への切符を勝ち取った。

シクリスムエコー No.184 P.13

元ナショナルメンバー「KEIRINグランプリ」

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