新田祐大
福島、90期の新田祐大。自転車トラック競技日本ナショナルチームの元メンバーで、2012年ロンドン・2021年東京と2度のオリンピックを経験している選手。
『第31回寬仁親王牌・世界選手権トーナメント(G1)』を制し、自身2年ぶり8度目となるKEIRINグランプリへの切符を勝ち取った。さらに2022年の寬仁親王牌制覇により、4日制以上の全G1レース優勝を意味する「グランドスラム」を史上4人目の選手として成し遂げ、歴史に名を刻んだ。
幼少期からオリンピックの舞台に憧れ、高校からトラック競技を本格的にスタート。インターハイやJOC、国体などを制し、ジュニアの世界・アジア選手権などでもメダル獲得を含む好成績を残してきた。
高校卒業後、競輪デビューを果たすもトラック競技を並行して継続。世界のケイリンで勝つために、日本の競輪で1番になることを目指した。二足の草鞋を履き奮闘してきた新田は、東京オリンピック後にナショナルチームを引退し競輪に集中。
グランドスラムに加え、自身初のグランプリタイトル獲得で、さらに栄えある2022年を締めくくることになるのか要注目だ。
2022年の主な成績
第31回寬仁親王牌・世界選手権トーナメント(G1)
新山響平
青森、107期の新山響平。2022年10月に自転車トラック競技ナショナルチームからの引退を発表。
競輪一本へと決心し挑んだシーズン最後のG1レース『第64回朝日新聞社杯競輪際』にて自身初タイトルを獲得し、『KEIRINグランプリ2022』への初出場を決めた。
元々球児だったが、高校から自転車競技をスタート。兄の新山将史(青森・98期)や伯父にも元競輪選手を持つバックボーンもあり、2015年に競輪デビューとなった。競輪との2軸で活動してきた日本トラック競技ナショナルチームメンバーから2022年10月に引退を発表し、競輪一本の道を選んだ矢先に掴んだグランプリへの切符。
グランプリ常連の北日本勢に加わり、ナショナルチームでの経験をどう活かすのか期待がかかる。
2022年の主な成績
第64回朝日新聞社杯競輪際(G1)
「ナショナルチームの経験があったから」新山響平が初優勝、KEIRINグランプリ2022出場へ『競輪祭(G1)』決勝/小倉・11月27日