年末の競輪界最大のイベント『KEIRINグランプリ』シリーズ。その2日目に開催される『ガールズグランプリ』は、ガールズケイリン選手ナンバーワンを決めるレースだ。

本記事では、過去5年のガールズグランプリを振り返っていく。『ガールズグランプリ2022』の出場予定選手も戦ってきた5レース。それぞれの展開やドラマを振り返ることで、レース観戦により深みがでるかもしれない。

ぜひ3日間に渡る、競輪界今年最後にして最大のイベント『KEIRINグランプリ2022』シリーズを存分に楽しんでほしい。

ガールズグランプリ2022出場選手が決定

ガールズグランプリ2017

車番 選手名 府県/期別
1 石井寛子 東京/104期
2 奥井迪 東京/106期
3 梶田舞 栃木/104期
4 高木真備 東京/106期
5 尾崎睦 神奈川/108期
6 児玉碧衣 福岡/108期
7 長澤彩 愛知/106期

2017年のガールズグランプリの舞台は、2022年と同じ平塚競輪場。『ガールズグランプリ2022』出場予定者からは、石井寛子、奥井迪、児玉碧衣の3人が出走した。

レースはスタートを梶田が取り、その後ろへ石井-高木-尾崎-奥井-長澤-児玉の順で並ぶ。最終周回前、先頭に出た奥井を石井、長澤が横並びで追走。ゴール前の直線で石井が先頭の奥井を差し、タイヤ差の僅差で1着を勝ち取った。

2013年のデビュー後、自身初優勝を飾った石井は「5年間無駄じゃなかった。出し惜しみせず、踏んでいく事を考えていた」と涙で言葉を詰まらせながらも喜びを語った。

「5年間無駄じゃなかった」石井寛子がガールズグランプリ2017優勝/KEIRINグランプリ2017

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1
7
石井寛子 12.5 差し
2
4
奥井迪 タイヤ差 12.6 逃げ HB
3
2
梶田舞 1 車身 12.5
4
3
高木真備 3/4車身 12.6
5
1
尾崎睦 1/4車輪 12.5
6
5
児玉碧衣 1 車身 12.5
7
6
長澤彩 1/2車輪 12.8

ガールズグランプリ2018

ガールズグランプリ2018
車番 選手名 府県/期別
1 児玉碧衣 福岡/108期
2 梅川風子 東京/112期
3 石井寛子 東京/104期
4 石井貴子 千葉/106期
5 高木真備 東京/106期
6 鈴木美教 静岡/112期
7 尾崎睦 神奈川/108期

2018年のガールズグランプリは静岡競輪場にて開催。『ガールズグランプリ2022』出場予定者からは、児玉碧衣、石井寛子の2人が出走した。

レースは最終周回で先頭に出た高木の動きでレースは活性化。逃げ切ろうとする高木を後ろから児玉と石井貴子が追い上げる。

追い上げを見せた児玉が優勝を果たし、次いで石井貴子が2着。粘りを見せた高木が3着という結果となった。

2018年にビッグタイトルを次々と獲得しガールズグランプリ初制覇を果たした児玉は、優勝インタビューで「来年もタイトルを全部獲る勢いで頑張りたい」と新女王としての意気込みを語っている。

「来年もタイトルを全部獲る」ガールズグランプリ2018・児玉碧衣がまくりで悲願の初優勝/KEIRINグランプリ2018シリーズ

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 1 児玉碧衣 11.8 捲り
2 4 石井貴子 3/4車身 11.7 マーク
3 5 高木真備 3/4車身 12.3 B
4 7 尾崎睦 3/4車輪 11.6
5 2 梅川風子 1/4車輪 11.9
6 3 石井寛子 1/2車輪 12.0 H
7 6 鈴木美教 1車身1/2 11.9

そのほかのKEIRINグランプリ2018の記事はこちら

ガールズグランプリ2019・2020

1/3 Page