2日目レース後コメント
10R1着:新田祐大
Q:どのような作戦だったんでしょうか。
吉田有希と町田太我の叩き合いがあるとは思いましたが、そうならない可能性も視野に入れてました。スタートがあの位置で牽制もありましたし、レースとしてはああいう流れになるのかなと考えていました。2人のどっちが先に押さえに来たとしても、ダッシュはすごいだろうなと思っていたので、そこに出遅れないように、と。
清水(裕友)くんの頑張りとか、地元の気持ちも感じていました。彼も力もダッシュもある選手ですし油断できない相手でしたので、残り1周を過ぎて結構体力を使っている状態でした。
Q:踏み込んだところではどのようなことを考えていましたか?
精一杯行こうということと、風もあって苦しかったんですが、それでもフルスロットルで行ってました。
Q:2日間走ってみて感触などはいかがでしょうか?
昨日は前の小原(佑太)くんと後ろの(佐藤)慎太郎さんに守られて、仕掛けやすい状態でした。今日も仕掛けやすい番組ではあったので、自分のコンディショニングがバッチリかどうかの判断がしづらい状況ではあります。とはいえ前回の高松宮記念杯と比べると、良い状態なのかなと思います。
10R2着:佐藤慎太郎
Q:どのような作戦だったんでしょうか。
作戦は特にないですね。いつもそうなんですが、新田のタイミングで仕掛ける感じでした。
Q:吉田有希選手と町田太我選手による主導権争いの展開となりました。
そこに加わるということはなく、ゆるりとした作戦でしたね。
Q:最終的に3・4番手を確保。ここでもう「ラインでいけるな」と感じたのでしょうか?
(清水)裕友が絡むような展開もあるのかなと思い、気を引き締めていこうと思っていました。
Q:前日も新田選手の番手についていたわけですが、昨日と今日とで感触の違いはありますか?
全然違いますね。昨日と比べれば今日は多少余裕がありました。新田についていけてますし、良い状態をキープできていると思います。足や背中の疲れがあるので、小松崎(大地)にマッサージさせようと思います(笑)
10R3着:森田優弥
Q:吉田有希選手と町田太我選手による主導権争いの展開となりました。
ジャン(残り1周半)のあたりで5番手まで行っちゃったんですけど、ラインのおかげで行くことができました。新田さんの捲りについていっただけです。
Q:2日間走ってみて感触は?
良いと思います。
11R1着:松浦悠士
Q:スタートで牽制が入って、思惑と違う展開になったでしょうか。
スタートが入ったら前でも、とは思っていました。北日本か南関のどちらかが出るかと思ってたんですが、待っても誰も出なくて。平原(康多)さんが一瞬踏んでたので「出るのかな?」と思って見ちゃって。そんな感じでしたね。
Q:前受けになってからの展開、犬伏選手が仕掛けてからはどのように感じていましたか?
いけるタイミングで行こう、ということだけ話し合っていたので、前のスピードをもらってしっかり仕掛けよう、という感じでした。前の様子はあまりわかっていなかったんですが、しっかり良いタイミングで行ってくれたなと思います。
Q:犬伏選手のスピードはどう感じました?
ほんとすごかったです。もう少し上がったらちぎれちゃうかなと思うくらい、ギリギリでした。今日の選手紹介のダッシュの時点で「今日は大丈夫そうだ」と感じていましたので、しっかり信頼してついていました。
最後は正直、(岩本選手に)行かれちゃったかなとも思ったんです。バックから平原さんも気にしながら、犬伏くんもキツくなってたので、ギリギリまで待って。でもスピードはあったのでなんとか残せたし、残ってくれたかなと思います。僕自身の状態も良かったと思います。
Q:連覇のかかる決勝戦となります。
やっぱり優勝を目指したいです。たくさん応援していただいているし、優勝してバンクでお客さんに会いたいなと思っています。しっかり頑張ります。
11R2着:岩本俊介
Q:コマ切れ戦となりました。作戦はどのように考えていましたか?
強い選手が多いので、前受けはキツいだろうなと考えました。スタートを我慢して後ろからと考えていました。
Q:内に詰まる場面もありました。
どの選手も仕掛けてくる、というのは想定内でした。そうなった時に自分の課題でもある「ああいう場面から最後まで伸びること」という点では、我慢し切れたと思います。
Q:そこで足を貯められていた?
そうですね、貯まってました。
Q:最後すごい伸びでしたが、感触はどうでしたか?
感触はすごく良かったです。でもどっちかというと最後にやられたので……(笑)
Q:昨年(2021年)に続いての決勝進出です。
去年のことを考えるよりも目の前のレースを頑張って、最後まで力を出し切って、良い穴を開けたいです。
11R3着:犬伏湧也
Q:スタートは牽制が起きていましたが、あまり前は欲しくなかった?
前よりは中段が欲しかったですね。松浦さんとも話してたんですけど、先行一本にはこだわらずに、状況を見ていけるところからの作戦でした。しっかり冷静に立ち回りできたのかなと思います。
Q:打鐘のところで眞杉匠選手が先行体制に入って、隊列が短くなったところですかさず行った形でした。
作戦はほぼ決められずにやったので、ちょうど並走になったところで吸い込まれる感覚があり、「この勢いで出ないと捲れない、眞杉くんのペースで行かれちゃう」と思いました。それでなんとか行きましたね。
Q:眞杉選手の抵抗があり、乗り越えるまでちょっと距離がかかった感じでしたね。
キツかったです。平原(康多)さんもいて煽りを受けるかなと思い上の方を走っていました。それでもしっかり下りで前に出られたので、そこは良かったのかなと思います。出たらもう足がいっぱいいっぱいだったので、松浦さんに残してもらった感じになりました。でも最後まで出し切れる競走になったのは、良かったと思います。
Q:初めてのビッグレースで決勝進出です。
眞杉くんの上を捲れたことは良かったと思うんですけど、後ろの松浦さんのおかげなので。明日も連携すると思うので、しっかり前で頑張りたいと思います。自分自身はいつもと変わらず、気負いすぎずに冷静に立ち回りできたらと思います。
12R1着:荒井崇博
Q:太田竜馬選手、山田英明選手に前を任せる形でした。
本当2人が頑張ってくれました。
Q:ご自身としてはあまり足を使う感覚もなかった?
そうですね。ちょっと絡んだりもしてたんですが、郡司(浩平)や古性(優作)に内を掬われたら嫌なんで内から行ったんですが、そこで少し足を使いましたね。
ここまで来て、明日はヒデ(山田英明)が優勝させてくれると思うんで(笑)優勝して帰ります(笑)
Q:この2日間の感触はいかがですか?
悪くないです。
12R2着:和田健太郎
Q:郡司浩平選手と南関2人。どのような作戦だったんでしょうか?
色々パターンを考えていた中のひとつに、今回の前受けのパターンもありました。
Q:中段から西の方のラインが動いてくる形になり、ツッパリ気味で対応していました。
そうですね、あれを出させるとさすがに一旦後方になってしまうので。郡司も咄嗟の判断だったと思います。あの展開になるとは、自分たちもあんまり思っていませんでした。蓋をし合って外のラインが来たところに飛びつくのかな、と考えていたので、意外な感じでしたね。
Q:想定外だった、と。
でもそこで郡司は咄嗟に「出させちゃいけない」と感じて対応してくれました。
Q:外に関東がいて、少し内に詰まる形で進行していきました。
ちょうど番手捲りのところに合っちゃったんで、僕も郡司を捨てるわけにはいかないし、あとはゴール前勝負だと思ってレースしていました。
Q:バックあたりで迎え入れてましたね。和田選手的には余裕があったのかな、と感じたのですが。
余裕はないですよ!散々郡司に世話になってるのにここだけ「じゃあすみません」ってのも後で顔を合わせられないので、自分のできることをやった上で2人で決まればいいなと思っていました。郡司がしっかりあそこまで持っていってくれたので自分のコースも空いたと思います。郡司のおかげです。
Q:決勝進出となりました。
せっかく乗せてくれた郡司のためにも、南関の代表としても頑張ります。
12R3着:山田英明
Q:どのような作戦を考えていたのでしょうか?
準決勝のこのメンバーなので、展開としてもシビアなものになるだろうなと思っていました。前を任せてる太田(竜馬)くんの気持ちで展開が変わるので、ああいう強い気持ちでいってくれた分自分もしっかり応えなきゃと思い、腹括って出させてもらいました。
Q:後ろを見つつ判断を決めていた?
はい。新井さんも3番手を固めてくれていましたし。
郡司のところで太田がすごい足を使っていると思うんですよね。ああいう展開になるとラインで1人でも勝ち上がるにはあれしかないかなと思い、判断しました。連日、ラインのおかげです。
Q:ご自身の感触としては?
いやあ、必死なんでよくわかんないです。ただ「決勝に乗りたい」という気持ちが着に繋がったのかなと思います。
Q:決勝に向けて意気込みをお願いします。
こんなに早くビッグレースの決勝に行けるとは思っていませんでした。自分でもびっくりしてるんですが、走る以上は絶対に決勝に乗りたいと思って来ている、その強い気持ちが結果に繋がってるんじゃないかなと思ってます。あとは本当にラインのおかげなので、感謝します。
Q:決勝は九州勢としては荒井選手と2人となりますが。
荒井さんが前を任せてくれるなら、僕は前で頑張ります。