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2015年以降は年間100人前後が引退
過去10年間の引退者数
年度 | 男子 | 女子 | 合計 |
2021年 | 74人 | 7人 | 81人 |
2020年 | 55人 | 6人 | 61人 |
2019年 | 82人 | 8人 | 90人 |
2018年 | 101人 | 6人 | 107人 |
2017年 | 85人 | 7人 | 92人 |
2016年 | 90人 | 0人 | 90人 |
2015年 | 125人 | 0人 | 125人 |
2014年 | 222人 | 0人 | 222人 |
2013年 | 218人 | 0人 | 218人 |
近年約90人で一定化しつつあるデビュー者数。では引退者数はどうだろう。
今回は何らかのかたちで毎年、競輪選手としての登録を消除している選手の数を、”引退者数”として参照していく。
過去10年間の記録を見ていくと、2015年以降は100人前後が引退しているのに対し、2013・2014年では200人以上が引退している。
2012年からスタートしたガールズケイリンでは、2016年までは引退0。以降は引退者も出るも、例年1桁台となっている。
参照:JKA「登録消除者一覧」
「『3年で終わる、もって5年』と言われた」小林莉子、石井寛子、佐藤水菜、沖美穂の語るガールズケイリンの10年/ガールズ10周年記念記者会見
結局、競輪選手は増えてる?減ってる?
10年間の推移を見てきたところ、デビュー者数は約90人で一定化。引退者数も2015年以降は100人前後となり、競輪選手の総数は毎年2,300人台をキープしている。
つまり「あまり変わっていない」という結果となった。
検証結果としては衝撃的な内容……ではなかったかもしれない。
しかし、毎年同等数の候補生を募集している日本競輪選手養成所(旧日本競輪学校)には募集数を上回る応募が集まり、定員一杯の候補生が入所している。そして毎年その候補生たちが新たな競輪選手としてデビューし続けているのだ。
各年の登録者数参照:JKA「各年度の賞金総額および平均獲得額」
直近の第125・126回生の募集では定員数の約5.8倍の応募があった。
この現状を考えると、一定以上の人が絶えず「競輪選手」という職業を志していることが伺える。
今後も、新たに競輪選手デビューを果たす選手たちに要注目だ。
日本競輪選手養成所に関する記事や、候補生たちに関する記事はこちら