2022年5月3日より福島県・いわき平競輪場にて開催される『日本選手権競輪(G1)』、通称「競輪ダービー」。開催前日となる5月2日には出場選手がいわき平競輪場に集結した。

本開催には自転車トラック競技日本ナショナルチームより、新山響平と松井宏佑が参加。両者とも先日まで実施されていたトラック競技の国際大会「UCIネーションズカップ第1戦」に参加し、残念ながら良い結果を得られずに帰国したばかりだ。

この記事ではナショナルチームメンバーを中心に、今開催の意気込みをお届けしていく。

新山響平

Q:ネーションズカップを簡単に振り返るとどうでしたか?

悔しい結果になりましたが、肌でいろいろ感じ、修正点などが手にとってわかるような感覚でした。それを自分なりに仕上げればもっと戦えるのかなと思います。

Q:自分の中で一番良かった種目は?

やっぱり1kmTTですね。1本目はとても緊張したんですが、タイムは悪くなかったです。ただ2本目は出しきれず、という感じでしたので、そこをうまく調整していきたいです。

※1本目(予選)では全体の3位のタイムだった

Q:2本目がうまくいかなかったのは何が理由だったんでしょう?

ペース配分だと思います。1本目はがむしゃらにいったんですが、2本目はコーチと「どこでアタックして、どこでちょっと整えて」みたいなことを話して挑みました。思い描いた通りに走ることはできたんですが、出し切ってる感じもなかったし、スピードに乗ってる感じもなかった。

それ以外にも、休憩中の過ごし方などの工夫も足りなかったと思います。良い経験をしたので、次に活かしたいです。

Q:体調などは?

時差ぼけはありましたが、だんだん戻ってきたところです。

Q:では、今開催の目標は?

優勝したいです!

Q:それは結構自信ある?

割と行けるんじゃね、って感じです(笑)気楽にいきたいです。

松井宏佑

火曜日に帰国しました。ワクチン3回接種しているので、隔離も無しで来ています。時差ぼけは残ってますが、それ以外は体調に問題はありません。

Q:ネーションズカップ第1戦の時は黒髪でしたよね?

はい。4月くらいの競輪開催の際、先輩から「お前見た目の勢いが足りないよ」と言われていたので、競技とはまた別に気合を入れてきました。

髭も伸ばして、渋さも加えて行こうかなって……(笑)

Q:ネーションズカップを簡単にまとめると、どうでしたか?

ぼろぼろでしたね、気合が入りすぎちゃって……気持ちが前に行きすぎていました。ケイリンなんかは気持ちを抑えきれずにずっと踏んじゃってて、冷静さがなかったかなと思います。良い結果は出せると思ってたんですが、出なくて、やり切った感も得られていません。

その悔しさをここにぶつけられたらな、と思っています。

Q:では今開催での目標は?

まずは決勝に行きたいです。競輪祭の時に1回しか行ってないので、また決勝で沸かせたいです。

選手インタビュー

1/2 Page