2022年4月18日〜20日にかけて豊橋競輪場にて開催されていた『ジャパンカップ×HPCJC・中日スポーツ昇龍杯争奪戦(F1)』。収益の一部が自転車トラック競技ナショナルチームを支える組織「HPCJC」の支援に充てられるということで、ナショナルチームメンバーにとっては「見せ場を作らなければ」といった開催でもあった。
結果としてはナショナルチーム所属の梅川風子がガールズ優勝、同じくナショナルチームの寺崎浩平がS級決勝2着、そしてS級優勝は昨シーズンまでナショナルチームで活躍していた脇本雄太。期待に応える結果となったと言えよう。
レース前の検車場にて
さて、そんなS級決勝のレース前。最終日ということですでにレースを終え帰路についた選手も多く、また地方平日の平開催ということで、取材記者も少ない。決勝戦が始まる頃の検車場はかなり閑散としていた。
とはいえ、レース前だ。レースに臨む選手の邪魔になってはいけないし、気を散らせるのもいけない。声を掛けることはせず、プレッシャーにならない程度にぽつぽつと写真を撮る。言ってしまえば隠し撮りである。
しかし、脇本雄太は一味違う。
決勝の3レースほど前なので、まだリラックスした状態の脇本。レース後に備え荷造りをしている様子をそっと撮影するが、
ちらっとこちらを見てすぐ目を逸らす。撮影していることに気付かれている。
こちらに背を向けて荷物をまとめる様子を撮影するも……
これもまた気付かれた。そしてすぐ目を逸らされるので、良い感じにナチュラルな写真が全然撮れない。
そう、脇本雄太、めちゃめちゃカメラに気付くのだ。
レース直前まで!めちゃめちゃカメラに気付く脇本
レース前にうろうろする脇本。体を冷やさないためとか、そんな理由からだろうが……
これはちらっとこちらを見てすぐに目を逸らした脇本。またも気付かれている。
邪魔にならないように柱の影にいた筆者。そこで空気を入れてるのが脇本だと気付き「あっ、ワッキーじゃん!」と思って柱の影からカメラを向けるも……
これもまた、瞬時に気付かれてしれっと横を向かれたところ。
すごい、ワッキー、めちゃめちゃカメラに気付く。