ゴジータが好き
※ドラゴンボールのキャラクター。悟空とベジータがフュージョンという技で合体したキャラの名前
Q：ところでずっと気になっていたんですが……ドラゴンボール、お好きですね？
はい（笑）単純に話が面白くて好きですね。ゴジータが好きなんですけど、漫画には出てこないんですよね。
Q：競輪でもゴジータくらい強くなる、ということでしょうか。合体出来るとしたら誰と？
力を合わせてゴジータになれたら良いですね。合体できるとしたら……脇本さんですかね。あれだけ強かったら、みんななりたいですよね。あの勝ち方は、真似してできるようなものじゃありませんから。フォームもペダリングもとても綺麗で、悪いところが見つからないです。
Q：脇本選手はナショナルチームの練習でさらに強くなった選手でもありますが、吉田選手はナショナルチーム入りなどは考えていませんか？
元々強かった脇本選手ですが、スピードと持久力がついてさらに強くなってしまいましたよね。僕自身も何度か「どうだ」と言われたことがあるんですが、「競輪を頑張りたいので」とお断りしました。
正解が無い それが競輪
Q：吉田選手の考える競輪の魅力とは？
脚力だけで決まらないのが競輪の面白さだと思います。ラインだったり、技術だったり、そういったところでカバーできる。競技はやはり「どれだけ速いか」が大事になります。奥深さがあり、正解のないところが競輪の面白さだなと思っています。
どんどん時代が変わっていって、そこにどうやって追いつくか、追い越せるか。それを考えるのが面白いですね。現状では50歳くらいまで選手としてしがみつきたいと思っています。親父（元選手・吉田哲也）が49歳で辞めたので、その1歳上まで踏ん張りたいです。
Q：「ライバル」とよく言われる新山響平選手はナショナルチームメンバーとしても頑張っていますが、彼の走りは刺激になったりしますか？
もちろんなります。全日本トラックでもスプリント2位、1kmTTは3位でしたね。
新山「やべえよ、俺ナショナルクビになっちゃうよ」
吉田「そんな弱くないでしょ」
という話をしていたので、活躍を見てさすがだなあと思いました。
新山響平
伊豆に用があった時などは、新山さんの家に泊めてもらったりしています。彼はクールぶってしず〜かにしゃべるような印象がありますよね？でも本性はハッチャケ系です。そうなると面白いですよ（笑）
赤パンが気合を入れてくれる
Q：KEIRINグランプリ初出場。同期内では1番のりとなりますが、周囲はどんな反応でしたか？
おめでとうのメッセージをたくさんいただけました。「これからも口だけはきいてください」って言われたのは印象に残っています（笑）でも他にも強い選手はたくさんいますし、全然まだまだなので僕自身は競輪祭優勝前と何も変わらずです。
Q：「S級S班の責任」とよく言われますが、その点についてはどのように捉えていますか？
やはり重圧がありますね。2月に地元のG1もありますし、そういう立場になっちゃったんだなあと。
赤パン（S級S班のみが履けるレーサーパンツ）がつい先日きて、初めて履いたのが家だったんです。自宅できついメニューをやってて「もうやめてえなあ」とチラッと思ったんですが、赤パンを見た瞬間「ダメだ」って思いました。普段も気合を入れるために履いています。
Q：これまでは挑戦者。今はタイトルホルダーにもなり、迎え討つ側になったかと思いますが。
そんな感覚は全然ないですね。強い人ばかりなので……今までと同じ気持ちで走りたいです。
Q：グランプリで1億円獲ったら、何に使いますか？
今、家を建てていて……土地を買った時は「このくらいでいいかな」と思ったんですが、いざ建ててみると「こんなちっちゃいの？」って思っちゃって。すぐ隣の土地も売れると言われてたんですが、断ったんです。それを買いたいな、と思っています。
KEIRINグランプリ 関東ラインの見どころ
Q：グランプリ、吉田選手は関東ライン（吉田-宿口-平原）の先頭です。関東ラインの見どころは何になりますか？
結束力だと思います。並びについては3人で話してすんなり決まりました。
Q：最後に意気込みをお願いします！
関東の3人で出場出来るので、誰かが優勝出来るように頑張りたいと思います。
