毎年年末に行われる『KEIRINグランプリ』。1年をかけて選出された9人の選手たちが、競輪選手全2200人の頂点をかけて争う、競輪界最大のビッグレースだ。

KEIRINグランプリ2021』出場メンバーとしては最年少となる、茨城107期・26歳の吉田拓矢。KEIRINグランプリを直前に控えたタイミングで、そのバックボーン、そしてグランプリにかける思いを伺った。

吉田拓矢プロフィール

茨城107期、26歳。2021年最後のG1となった『第63回朝日新聞社杯競輪祭(G1)』で見事優勝し、自身初となるグランプリへの切符を勝ち取った。

2021年の主な成績

第63回朝日新聞社杯競輪祭(G1)優勝

素敵なスーツと筋肉がつきにくい身体

Q:共同記者会見が終わり、いよいよレースを迎えますが、緊張はどうでしょうか?

してますね。前日は眠れないと思います。

Q:共同会見では素敵なスーツを着ていらっしゃいましたね。

デビューしたての時に7着くらい仕立てたんです。いろんな柄のものを作って……その中で無難な物を選んで着ました。デビューしてからあまり体の大きさが変わってないので、その点は良いですね。

Q:スピード競輪化が進むと、体もどんどん大きくなりそうじゃないですか?

どうなんでしょうね。脇本(雄太)さんにしろオバユウ(小原佑太)にしろ、割とシャープな体じゃないですか?新田(祐大)さんは元々でかいですし。

Q:でも小原佑太も、最近でかくなっていますよ。

そうなんですか(笑)遺伝子検査とかもしてみたんですが、僕は割と筋肉がつきにくいタイプみたいです。

高校時代は中長距離種目

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