来たる8月14日から、名古屋競輪場にてオールスター競輪が開催される。

【8/14〜8/18開催】人気上位だからこそのトップレベルの争い『第62回オールスター競輪』『ガールズケイリンコレクション2019名古屋ステージ』

関連記事執筆のために、名古屋競輪場へのアクセスを調べていたところ・・・


名古屋競輪場 アクセス

「おっ、名古屋の豊国神社ってここだったんだ!」

「おっ、木下長嘯子もここなんだ!」

ということで、軽めの歴オタの筆者の血が騒いだため、三英傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)をテーマにした名古屋観光案内をお届けしよう。観戦のついでに、こんな寄り道はいかがだろうか?

豊国神社

豊国神社は豊臣秀吉を祀る神社で、中村公園内にある(名古屋競輪場は中村公園に隣接)。豊国と名を冠した神社は、名古屋の他にも大阪城、京都など、全国各地に存在している。

豊国神社(京都東山)

この尾張中村の地は豊臣秀吉が生まれた地であり、また約25年後には加藤清正もこの近辺で生まれたと言われている。公園内には「日吉丸となかまたち」という像(日吉丸は秀吉の幼名)、「名古屋市秀吉清正記念館」なんてものもある。

ご利益は出世、開運、茶道など。農民の子として生まれ、天下人にまで上り詰めた豊臣秀吉にあやかり、ここでお参りしてから車券を買ってみるのもいいかもしれない。

豊国神社公式サイト

木下長嘯子宅跡

こちらも同じく、名古屋競輪場近く、中村公園に隣接する屋敷跡。木下長嘯子(きのしたちょうちょうし)は秀吉の正室・北政所(ねね/高台院)の兄の息子、つまり甥にあたる。小早川家に養子に行った小早川秀家の兄でもある。木下勝俊が元の名だが、長嘯子という名の方が高名で、武将でありながら歌人でもある。

京都・高台寺近くにある円徳院境内にある歌仙堂には、この木下長嘯子が祀られている。

この屋敷跡には由緒書きの立て看板と石碑のみが残っている。

熱田神宮 信長塀

名古屋競輪場から向かう場合、地下鉄なら一度名古屋に戻ってから神宮前駅で下車。徒歩も含め所要時間45分程度。

熱田神宮は三種の神器のひとつ・草薙剣を御神体としてお祀りする神社。その縁もあって宝物館には有名刀工による刀剣が多数奉納されており、宝物館の入り口に常設展示されている刃長2メートルを超える大太刀は名物のひとつ。

その創建は西暦113年とされており、1900年もの歴史がある。

熱田神宮の歴史

境内は広く、木が生い茂っているため夏も涼しく感じることが多い。その広い境内の一角に、信長塀というものがある。

これは桶狭間の戦いに織田信長が出陣する際、熱田神宮に必勝祈願をして見事勝ったため、そのお礼として奉納した築地塀。日本三大土塀のひとつとしても有名なものだ。

熱田神宮 信長塀

なお、社務所や宝物館などは開館・閉館時間が決まっているが、境内は24時間出入り可能。競輪場へ向かう前に朝に清廉な空気を浴びに、または観戦の後に夕涼みがてらお参りするのもよいのでは。境内の茶屋でいただけるきしめんなどもおすすめだ。

徳川美術館

最後は徳川家康の話題を・・・と思ったが、残念ながらここは同じ徳川でも「尾張徳川家」の美術館であるため、少しテーマからそれてしまうがご容赦を。

尾張徳川家は徳川御三家(尾張・紀州・水戸)の筆頭であり、初代は徳川義直(徳川義直は家康の9男)。この尾張徳川家が代々守り伝えてきた宝物を所蔵・公開している美術館である。

名古屋競輪場から地下鉄で向かう場合、大曽根駅で下車して徒歩9分。または名古屋駅から出ているバスなら、敷地内のバス停で下車することができる。

オススメする理由は、豊富な所蔵品を空調の効いた室内で楽しめること。所蔵品が豊富ということは、定期的に展示品が入れ替わるということでもある。徳川美術館の場合、さりげなく季節に合わせた展示を出してくれたりする(夏にサワガニの柄の浴衣を展示、秋に萩の柄の着物を展示など)ので、何度通っても楽しい場所なのである。

徳川美術館 公式サイト

今回は真夏という季節柄空調の効いた徳川美術館をオススメしたが、徳川家康ゆかりならば家康が建てた名古屋城も当てはまる。体力に自信がある場合はそちらもどうぞ。個人的には天守閣内部の螺旋階段はオススメだったのだが、現在改修のため閉鎖中である。

【8/14〜8/18開催】人気上位だからこそのトップレベルの争い『第62回オールスター競輪』『ガールズケイリンコレクション2019名古屋ステージ』