夢を叶えるのは険しい道のりが伴うし、必ずしも願った通りに叶う事は少ない。けれど、一歩ずつ努力を積み重ねれば、意外なほど早く手が届く事もある。
中野慎詞は幼き頃からの夢を、意外にも早く叶える事が出来た。車好き競輪選手の愛車を紹介する「KEIRIN DRIVE CLUB」で、2023年に登場した際、「次はフェラーリを手に入れたいです。2024年のパリオリンピックへ出場し、その後2年以内に手に入れたいと思っています」と語っていた。有言実行。パリオリンピックでケイリン4位という成績を残し、ついに「フェラーリ 488 Spider」のオーナーとなった。
ワクワクしすぎて……
納車されたのは7月の「サマーナイトフェスティバル」翌日。岡山から直接、都内のディーラーへと赴いた。
「超ワクワクして、3時間くらいしか寝れなかったです(笑)。昨日の打ち上げでもお酒を飲まないようにして、早めにホテルに戻ったのですが、ベッドに入っても寝られないんですよ。ここに向かう新幹線の中でも、一睡もできませんでした」
“敏腕ディーラー深谷”再び
夢にまでみたフェラーリーオーナー。手に入れることになったきっかけは、前回の郡司浩平選手同様、深谷知広選手が関わっている。

納車祝いに駆けつけた深谷知広選手
「深谷さんとツーリングに行った際、近くのスーパーカーディーラーに寄ったら黄色いフェラーリがポンと置いてあったんです。そこで見て、エンジンをかけさせてもらったりしてたら、深谷さんが“欲しいって言ってたよね。買った方がいいんじゃない?”って(笑)。
僕も、もうその気になってしまって……でも、やっぱり赤のフェラーリが欲しかったので、すぐにコーンズ(フェラーリの正規ディーラー)に電話しました。初めてフェラーリを見に行ったのがこのコーンズで、いつかここで買いたいと思っていたので」

感動のご対面