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刻一刻と終わりへ近づいている
そして、今は1日1日を楽しむようにしています。 このチームでの冒険は、刻一刻と終わりへ近づいていますから。冒険・・・というよりも、チームで共に過ごした“旅”とでも言いましょうか。だから毎日を精一杯楽しむようにしています。
Q:いつも一番楽しんでいる様に見えますからね(笑)
そう見えますか(笑)
でも本当に、あと僅かな時間しか残されていません。この先どの様な事が待ち受けているかは誰にも分かりません。だから今ここで起きている事、全てをポジティブに捉えて楽しんでいます。後悔はしたくないですしね。
Q:寂しさも感じている、ということですね?
オリンピックは我々の“旅”の終着点です。 既に「(日本語で)ちょっと寂しい・・・。」
Q:ブノワコーチはこれまで、沢山の選手達をオリンピックの舞台へと送り出し、別れも迎えて来たと思います。今回はその中でも更に感慨深い、などありますか?
今回は5年、通常よりも長い期間でした。前回の中国チームの時は就任から退任まで3年ほどでした。フランスでコーチを行っている時は自国ということもありました。
日本へ来てから子供も生まれたし、この5年間は本当に沢山の思い出があります。私と同じ様に、この経験、この旅、この5年間は選手やスタッフ達の人生にも永遠に刻まれると思っています。
この環境、やってきたこと、全てオリンピックでメダルを獲れば素晴らしい記憶になります。そういった物語は好きですし、そういった物語になるように、残りの期間も全力を尽くすだけです。