発走機で思うことは「辞めたいな・・・」

4/4 Page

ガールズケイリン4年目、スピードはまだ怖い

Q:ガールズケイリンも4年目です。ここまでいかがでしょうか?

仕事ではありますが「好き」の気持ちを持って続けられています。スケート時代の練習で自転車を使うことが多かったのですが、自転車の練習が比較的得意だったことが大きく影響していると思います。スケートをやるより自転車の方が楽しいというか、自転車の方が「進む」というか・・・そういう感覚は前からありました。

Q:スケートのスピード域はどれくらいですか?

男子で時速60kmちょっとくらいですね。女子だと時速50kmちょっとくらい。スピード自体は自転車より遅いですが、バンクのカントがないので、コーナーに突っ込んで行く感覚は自転車より怖いです。スピードよりも、そこですね。

Q:ちなみに自転車に乗ってて怖さは感じますか?

怖いですよ?

Q:全然そんな風に見えない・・・!

スピードが伸びないとき、体が固まっちゃっているというか、G(重力)にやられちゃっているようなところがあります。その辺は恐怖心が抜けきれていないのかなと思います。頑張ってはいるのですが、まだ足りないです。

Q:じゃあそれを克服すれば、また一皮むけちゃうということでしょうか。

恐怖心を克服するだけじゃなくて、筋力も伴わないとそこを抜けられないんですよ。だから複合的に強化していかなきゃな、と思っています。

「間違ったことをしない」ために

Q:最後に、ガールズグランプリに向けての意気込みを。

優勝したい・・・とは思いますけど、みんなそう思っていて、その中でどういう動きが出来るのか、限られた距離の中でどう判断するのか、ですよね。出場する7人が全員”勝てる”選手のはずです。

本番までの残り少ない時間の中で、少しでも「間違ったことをしない」ための練習をしていきます。レース中に間違ってしまうことはたくさんあるのですが、それをとにかく少なくしていくイメージです。優勝したいのは当たり前なんですよね。そのためにかなり濃い日々を過ごしていきます。

Q:そして発走機についたら・・・

「辞めたいなあ」って思うんですよね(笑)