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自転車競技選手が競輪選手になるメリット・デメリット/橋本英也インタビュー

2020/05/02

ダブルキャリアのメリット・デメリット

Elimination / Men's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand, 橋本英也

Q:ナショナルの中長距離選手である自分に重きを置いた時、競輪選手になることのデメリットは?

デメリットですか・・・そうですね、強いていうなら全国でレースするから移動が長いこと、前検日で早く入らないといけない・・・あとは自転車競技の大会が近い場合は、開催中に心肺能力をアップさせるトレーニングができないのが大変かもしれません。

例えば、中長距離の大きなレースがある前でも、競輪があれば競輪に集中しますし、競輪開催中の4日間は心拍が長時間上がっていない状態で、練習時間もすごく短くなっています。その後でロード練習に移行すると、最初はすごくキツさを感じます。

そこがデメリットかもしれないですけど、敢えて挙げるならその位です。

sfiDARE CRIT JAPAN

前日のいわき平で行われた競輪が終わってから、このレースのために父親と車の運転を変わりながらはるばる戻ってきた橋本英也

Q:では反対にメリットは?

「目標を失わない」ということが一番のメリットです。定期的にレースがあって、中期的もに長期的にも目標ができて、それが良いモチベーションに繋がったりします。

あと、競輪は1日1本なんですけど、中長距離では体験できないスピードやパワー、出力・・・しっかり集中してその1本にかけるっていう、凄く良いスプリントの経験が積めますね。

それから、普段接点のない人たちと話すことができるっていう点もあります。中長距離で活動してて、普段話す相手はブリヂストンのメンバー、中長距離ナショナルチーム、あと短距離ナショナルチームが少し・・・っていうのが現状なんですけど、考え方の異なる競輪選手たちと話すことで、視野を広く持てたり、リフレッシュになると思っています。

競輪選手は「職人」

令和元年優秀選手表彰式 橋本英也

橋本英也

Q:ちなみに競輪選手って、橋本選手から見て「違うタイプの人間」って感じはしますか?

アスリートって面では似てるところもあるし、違うところもあるなあって感じです。なんか「職人」って感じがしますね。

Q:普段周りにいるナショナルチームのメンバーは「職人」って感じはしないということ?

ですね。中長距離は色々種目があるじゃないですか。マディソン、チームパシュートオムニアム・・・それもやりつつロードも走ったりで、基本的に満遍なくやるんですけど、競輪選手は競輪だけです。競輪をやりつつクリテリウムやったりロードレースやったりする人は本当に少ないので。競輪を極める「職人」って感じがします。

橋本英也

橋本英也

Q:オムニアムを走ってる選手は職人のように見える・・・ということはないんですね。

オムニアムを普段走ってる選手も「職人」ではないと思います。

レースの開催自体も少ないですし、多分20年くらい経ったらオムニアムのルールも変わっていると思います。2012年のロンドンから始まって、種目数も変わって、距離も変わってと、これまでもルールが変わってきているので・・・。だからオムニアムだけを走るという選手はほとんど居ないと思います。

それに比べて競輪は、ほとんど変わっていません。長年変わっていない競輪を極める選手たちは職人気質な感じがします。

ロードの経験は、競輪に繋がる

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