世界チャンピオン梶原悠未インタビュー、ずっと塗り替えられなかった過去「あの悔しさが今の自分を作ってくれた」

追い込めるのが気持ちいい

梶原悠未

Q:キツいトレーニングを楽しむって、マゾっぽいような・・・

普段から「キツい〜・・・苦しい〜・・・・・・・・・あ〜気持ちいいねえ」みたいな感じなんです(笑)

キツくて「ひゃ〜」みたいな声出してたら、母が「あ〜気持ちいいねえ」って言ってくるんです(笑)もう、追い込めてることが嬉しい。全力でもがけるのが楽しいって考え方です。これは本当に心の底からそう思います。

怪我していたり、どこかが痛かったりしてバイクに乗れない方が辛いです。追い込みきれない、疲れてて脚に力が入らないような状況の方がストレスですし、その日を気持ちよく終われないって感じで。

毎日気持ちよく出し切って、お風呂に入って、美味しいご飯食べて、ベッドへダイブする・・・そういうのが幸せです。

Q:それは自分を追い込めるのが自転車競技だから面白いのか、自転車競技が面白いから頑張れるのか、どちらなんでしょう?

両方ですね。

レースには自転車競技としての面白さがあります。戦術はすごく奥深く、同じレースは二度と無いし、戦う顔ぶれも毎回違う。面白いし、走っていて楽しいです。普段から戦術研究するのもすごく好きで、楽しんでいます。

Scratch Race / Women's Omnium / 2020 Track Cycling World Championships, Kirsten Wild キルステン・ウィルト, Laura Kenny ローラ・ケニー, Kajihara Yumi 梶原悠未, Clara Copponi クララ・コッポーニ

トレーニングの話をすると、自転車は地味だけど、めちゃくちゃキツい。水泳や陸上の選手もバイクトレーニングを取り入れていますが、それは短時間で高強度の負荷がかけられるから。つまりそれだけ体にくるダメージが大きいんですけど、それがすごく気持ちいいですね(笑)魅力だと思います。

練習が大好きなんです。強度も質も高く、自分の全力以上を出し切る練習を意識してトレーニングを行なっていますから、レース以上に練習がキツいです。一方レースは「他の選手と対戦する」ものなので・・・やっぱり練習の方がキツいかな。レースでも出し切るように意識してはいるんですが。

「あの頃と全然変わった。それをしっかり見てたよ」

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