ついに幼少期から憧れたフェラーリを手に入れた、深谷知広選手。人生で記念すべき納車の瞬間、我々は幸運にも立ち会うことができた。深谷選手が、まるで少年の様に無邪気にはしゃぐ一日の記録。
納車日、当日・・・
納車日当日は生憎の雨模様。待ち合わせ場所のディーラーへ到着すると、ラウンジには少し緊張した面持ちの深谷選手が待ち構えていた。
限られた人のみが座ることを許されるであろう、超高級車ディーラーのソファ。そこへ佇むは、その権利がある、トップアスリートの深谷知広選手だ。
さっそく新たな相棒とご対面。
完璧に磨き上げられたフェラーリ599のボディを彩るはビアンコフジという特殊なパールホワイトのカラー。深谷選手も、この上ない喜びの表情。
新たな愛車と初対面をした瞬間の深谷 @tmhrfky 選手 pic.twitter.com/niYW2lUjBJ
— More CADENCE (@MoreCadence) June 20, 2018
さぁ、いざドライバーズシートへ。
ディーラーの方が丁寧に操作方法などを教えてくれます。この時、屋根の硬さを入念に調べていた深谷選手。フェラーリでも、アレをやるつもりでしょうか・・・。
納車記念にディーラーの方からプレゼントされた、フェラーリのキーホルダー。これは恐らく非売品で、オーナーのみが手に入れられるモノ?シートと同じレザーを使用しているのか、“フェラーリの香り”がしていました。
お外はあいにくの雨模様。しかし濡れているだけでも画になるのが、格の違いか。
いざ、初ドライブへ出発!カスタマイズされたハイパワーのアメ車から、国産スポーツのチューンドカーまで、様々なクルマを乗り継いできた深谷選手は、スムーズに都内の道路を駆け抜けていきます。
銀座へ到着。「俺のフェラーリで銀座でも行く?」バブリーなパワーワードですね。言ってみたいです。
あらゆる交差点で、通行人に写真を撮られまくっていました。
内装は赤レザーに白ステッチ、カーボンパネルがあしらわれる等、特別な誂の一台。
続いて、丸の内へ移動。雨に濡れた石畳が、イタリア生まれのフェラーリに良く似合います。
トラック競技のナショナルチームで過酷なトレーニングを行った結果、シェイプアップされた深谷選手。この日着ていたのは昔作ったスーツだそうで、パンツのウェストがガバガバでした。小林優香選手の絞りっぷりもそうですが、トレーニングの充実度が垣間見える瞬間です。
と、ココで納車のお祝いに作成した“Fukaya”ステッカーをプレゼント。自転車にでも貼ってくれたら・・・と思っていたら、なんとフェラーリに貼ってくれました。しかも道端で。豪快。
お尻の馬が二匹になりました!
このフェラーリを手に入れたのは、単純に深谷選手が「競輪で大金を稼いでいるから」では語れません。「車が好きで好きでたまらなくて、それを手に入れたい」という尋常ならざるモチベーションが彼を突き動かしています。
それについては「夢を追い、叶え続ける。「ついに来ちゃったな」深谷知広がクルマ趣味の最高峰、フェラーリ599を手に入れた。」の記事にて。
取材協力:コーンズ芝公園ショールーム
Photo & Text : Shutaro Mochizuki