2023年から、クレイグ・グリフィン氏からダニエル・ギジガー氏へとコーチが変わったトラック中長距離チームで、パリ2024オリンピックを目指す兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)。

2023年の全日本選手権トラックでは、男子ポイントレースにて2連覇となる結果を残した。

ポイントレースはオリンピック種目であるオムニアムの4種目目に実施され、最終順位を決定する重要な種目。そんなポイントレースを得意とする兒島に、2023年シーズン前半で得た実感や、アジア選手権、そしてパリ2024オリンピックに向けた意気込みを伺った。

2023年シーズンの成績

開催月 大会名(開催地) 成績
2月 ネーションズカップ第1戦
(インドネシア・ジャカルタ)
マディソン:5位
チームパシュート:8位
3月 ネーションズカップ第2戦
(エジプト・カイロ)
オムニアム:予選敗退
マディソン:15位
チームパシュート:8位
4月 ネーションズカップ第3戦
(カナダ・ミルトン)
オムニアム:9位
マディソン:6位
チームパシュート:9位
5月 全日本選手権トラック
(伊豆ベロドローム)
チームパシュート:優勝&日本新記録(3分52秒532
オムニアム:2位
マディソン:4位
エリミネーション:2位
スクラッチ:5位
ポイントレース:優勝

今シーズンで得た手応え

Q:2023シーズンに入ってからネーションズカップでたくさん走りましたが、オリンピックシーズンに入って他国のピリピリ感などは感じましたか?

去年(2022)のイギリスでのネーションズカップ第1戦の時は、本当にレースについて行くのが精一杯のレベルでした。2023年に入って、世界のレベルもオリンピックが近づくにつれて上がっていると思いますが、その中でも戦えているのかなと感じています。ピリピリ感などはそこまで感じていません。

それは自分が成長したからなのか、周りが調整段階なのかはわかりませんが……

Q:手応えを感じている、と。

そうですね。

Q:最近強くなりましたよね。体も大きくなった印象があります。何か変えたことなどはあるのでしょうか?

体に関しては、たまに周りから言われます。みんなが強くなっていく流れに乗っていかないと置いていかれてしまうので、しっかり付いていかせてもらっています。練習の環境が良いですし、トレーニングするメンバーもしっかり揃っています。それはパフォーマンスを上げていく上で重要な部分だと思います。

新コーチと更に上を目指す

ダニエル・ギジガー中長距離ヘッドコーチ

Q:中長距離ではクレイグ・グリフィンコーチからダニエル・ギジガー氏へとコーチが変わりました。練習はどちらの方が厳しいですか?

厳しさではクレイグコーチだったかもしれません。ロード練習がとにかく多かったんです。午前トラック練習があって、午後はロード練習が2〜3時間などの日程がよくありました。

ダニエルコーチはトラック練習の後は帰宅だったり、ロードがあったとしても2時間とかだったり。量的には少ない気がしますが、質は担保されています。

トレーニングの面では、クレイグコーチは土台を作るという点でとても良いプランを作ってくれていました。今は、そこから更に上を目指そうとして進化していくような練習だと理解しています。

でも、どちらにしても練習はキツいです(笑)

ファイナンシャルプランナー……ではなく英語を頑張る

Q:以前「趣味がなくて困っている」という話をしていましたが、その後変化はありますか?

趣味……できていないですね……(笑)

活動が忙しいので、練習がキツすぎて空いてる時間はリカバリーに当てて、ゆっくりすることが多いです。

Q:2022年のインタビューでは、ファイナンシャルプランナーの資格を取りたいって言ってましたよね?

言ってましたね……言ってましたね〜!あの頃は……でも結局トレーニングに追われてそんな時間はなかったです。

その話をした当時はとても興味があったのですが、今は英語をできるようになりたいと思っています。英語の方が優先度高いですね。僕は全く喋れないので……難しいですね、何から始めたら良いのか……

橋本英也

Q:橋本選手や長迫吉拓選手などは通訳を挟まず、直にコーチとやりとりできてお得ですよね。

がんばります、これは本当に。

「ポイントレースが得意」である理由

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