11月1日、2日と行われていた『TOYO TIRES presents 2025アジアBMXレーシング選手権』、日本チームの大活躍に終わった大会だったが、その活躍を支えていたジャージについてお伝えする。
日本代表のジャージにプリントされた右胸にあるのはCramer Proのロゴ。実はこの大会をスタートとして、JCFとクレーマージャパンが従来のトラック競技との契約に加えて、BMXレーシングの競技ウェアの提供契約をスタートしていた。これでクレーマージャパンはトラックのアウター提供に加えてBMXレーシングのウェア提供と、日本代表を更にサポートしていく形となった。
日本自転車競技連盟ハイパフォーマンスディレクター・三瓶将廣氏にこのジャージについてのポイントを取材したところ、今回のポイントは
①タイトで空力を考慮した設計

試着段階の写真
②フィット感を何度か試着して、選手に合わせた丈や太さに調整
③「直立姿勢」では着にくく、肘が最初から曲がっているなど乗車姿勢に合わせた「パターン設計」

試着段階の写真
上記3つのポイントが今回のジャージの特徴となっているとのこと。
何度も試着を繰り返し、肘のパッドなどを入れて最終調整した形が今回のジャージとなった。
株式会社クレーマージャパン・田畑健太サイクルスポーツ事業部部長コメント:
「BMXレーシングの競技ウェア提供にあたり、選手に自信を与えるウェアを提供することを第一に考えました。今回のアジア選手権で選手が着用したモデルの評価は高かったですが、開発に終わりはありません。アジア選手権のレース前日にも選手と競技ウェアについて話をし、新たなアイデアも出ましたので、より良い製品を今後、提供していきます」
ストリートカルチャーのエクストリーム系として人気を集めるBMXレーシング。
レースはどんどんとスピードを求める戦いになってきている。
JCFとクレーマージャパンとの共同開発はどこまでの武器になるのか、今後もその動向を追っていきたい。
