2024年11月、『第8回全⽇本BMXフリースタイル選⼿権』が岡⼭県岡⼭市の特設会場で開催。BMXフリースタイル・パークおよびフラットランドの、今年の日本チャンピオンが決定された。なおフリースタイル・パークの全日本選手権は今年で8回目、フリースタイル・フラットランドは6回目となる。
パーク男⼦エリート 決勝
国内シリーズJapan Cupを勝ち上がった12選手が⽇本⼀の称号を賭けて岡⼭の舞台へ集まった。
注⽬は⼤会5連覇中であり、パリオリンピック⽇本代表の中村輪夢。そのほか今年度よりエリートカテゴリーへ上がり、先⽇のワールドカップ中国⼤会で9位(⽇本⼈2位)を獲得した松本翔海、2023年全⽇本選⼿権3位を獲得してる⼩澤楓など、次世代成⻑株が集まった。
ベストコンディションの中で⾏われた決勝では、中村輪夢が「バックフリップバースピン to バースピンバーバック to ダブルバースピン(後⽅1回転中に、ハンドルを1回転、反対⽅向に1回転、再び2回転回す)などのビッグトリックを連発。貫禄の⾛りで⼤会6連覇、⾃⾝7度⽬の全⽇本タイトルを勝ち取った。
2位には1本⽬のランで76点を出した⼩澤楓、3位にはドリームランを⽬指す⼤ベテラン⾼⽊聖雄が、他の選⼿が出さない「フロントフリップ・ノーハンド」や「フロント・フレア」など⼤技を決め、表彰台を獲得した。
パーク 男⼦エリート リザルト
優勝 | 中村輪夢 | ウイングアーク 1st | 94.62点 |
2位 | ⼩澤楓 | 岐⾩第⼀⾼等学校 | 76点 |
3位 | ⾼⽊聖雄 | ⼤垣共⽴銀⾏ | 75.62点 |
優勝 中村輪夢コメント
「パリオリンピックでの悔しさは残っていますが、その後に少しずつ切り替えてX Gamesやワールドカップでも表彰台を獲得できていたので、いつもとは違うプレッシャーを感じながら⼤会に臨みました。
ワールドカップでも出してきていた⼤技を今⼤会本番で成功させられたことが、⼤会結果以上に収穫であり、嬉しく思っています。12⽉の世界選⼿権でもタイトルを狙えるよう、練習を積んでいきます。応援ありがとうございました」
パーク⼥⼦エリート決勝
⼥⼦カテゴリーには過去最多となる7人のトップ選⼿たちが揃った。今シーズンのワールドカップシリーズチャンピオン、そして地元岡⼭の⼤池⽔杜、昨年の全⽇本チャンピオンである内藤寧々、今シーズンよりエリートへ上がり、先⽇のワールドカップ中国⼤会で2位を獲得している⼩澤美晴などに注目が集まる。
1ラン⽬から⼩澤美晴がビッグトリックを決め、2ラン⽬では更にスコアを伸ばし、2位と20点以上差をつけて、⾃⾝初の全⽇本タイトルを獲得。
2位には1ラン⽬の転倒から巻き返しをはかった内藤寧々、3位には⼭本結花が表彰台を獲得した。
⼤池は1ラン⽬で60点台を出すものの、2ラン⽬では伸び悩み全体の4位で⼤会を終えた。
パーク ⼥⼦エリート リザルト
優勝 | ⼩澤美晴 | 本巣市⽴⽷貫中学校 | 89.50点 |
2位 | 内藤寧々 | ipu環太平洋⼤学 | 66.25点 |
3位 | ⼭本結花 | ⿓⾕富⼭⾼等学校 | 65.50点 |
優勝 ⼩澤美晴コメント
「1ラン⽬に予定していたルーティーンを成功させ、2ラン⽬のウィニングランでは更に良いライディングができました。タイトル獲得も嬉しいし、今⽇の⼤会は100点をつけたいです。もっと実⼒をつけて、ワールドカップなどでも活躍できるように頑張ります」